教えてくれたのは……
皮膚科・内科医
友利新先生
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皮膚科医・内科医。クリニックに勤務しながら、医師という立場から美容と健康を医療として追究し、メディアを通じて、美しく生きるための啓蒙活動を行う。動画配信も大好評。
肌悩み沼にはまる読者のお悩みにアンサー!
Q. ブライトニングケアを頑張っているのに、くすみが晴れた気がしません。
A. なかなか改善しない肌悩みの原因は、酸化・糖化・炎症にあるかも!
友利新先生
酸化はサビ、糖化はコゲ、炎症は火事。この3つは細胞にダメージを与える、老化の三大要因なんです。ちゃんとスキンケアしているのに結果が出ないのは、生活リズムや食事によってダメージ要因が進行しているせいかも。ダメージをケアできるコスメを使いつつ生活習慣を見直し、老化の進みにくい体に整えると変化が出るはず!
Q. 抗酸化ケア・抗糖化ケア・抗炎症ケアが大事だと聞いても、自分が何をしたらいいかわかりません。
A. 肌悩みだけでなく、生活習慣の傾向から、強化すべきケアを判断して!
友利新先生
医師であっても、肌を見ただけで「あなたは酸化が進んでいます!」とは断言できません。とはいえ、シミやくすみは酸化、たるみやシワ、くすみは糖化、炎症はこれらすべての肌悩みが表れがちではあります。自己診断は難しいと思うので、生活習慣を改めて確認して、当てはまるものが多い項目を重点的に改善していくといいのでは?
スキンケアだけでなく、インナーケア、生活習慣の改善もあわせて行って、初めて肌は変わります!
一番多くチェックがついたもののケアを強化!
【酸化度チェック表】
- くすみやシミが気になる
- つねに疲労感がある
- 紫外線を浴びることが多い
- 飲酒や喫煙をする
- ハードな運動が好き
【糖化度チェック表】
- 肌のたるみや黄ぐすみが気になる
- ジュースやお菓子をよく摂取する
- コンビニのおにぎりや麺類など単品で食事を済ませがち
- 運動不足
- 外食が多い
【炎症度チェック表】
- 肌の赤みや肌あれが気になる
- ストレスが多い
- 食生活が乱れがち
- 便秘または下痢など腸の調子が悪い
- 寝不足ぎみ
糖質過多・運動不足な黄ぐすみ肌には抗糖化ケア
挑戦するのは……
VOCE編集
渡辺瑛美子
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・くすみやたるみが気になる
・外食やデリバリーが多く、糖質過多
・デスクワークが主で運動不足
◆1ヵ月の宿題
友利’s ADVICE:スキンケアの主目的は抗糖化! さらに生活習慣の見直しを徹底
【サプリ】
余分な糖の代謝をサポート
友利新先生
急激に血糖値を上げないこと、過剰な糖がたんぱく質と結びつかないようにすることが大事。すぐに効果はわからないかもしれないけれど、糖の代謝を上げるようなサプリもありです。同時に、お菓子の食べすぎなどもやめること!
【スキンケア】
糖化した肌をケアし対抗する力もつける!
友利新先生
たんぱく質が、摂取した過剰な糖質と結びついてしまうことで起こる糖化。黄ぐすみやたるみの原因とされる糖化がこれ以上進まないように、抗糖化に着目した洗顔料や美容液などのコスメを取り入れましょう。
【生活習慣】
・毎食、食物繊維が豊富な発酵食品を摂る
・外食を減らしてバランスのよい食事を
・軽い運動を取り入れる
友利新先生
炭水化物というと白米やパンを控えればいいと思いがち。もちろん食べすぎはダメなんですが、甘いジュースなど液糖のほうを避けるべき。腸内環境をよくする発酵食品や食物繊維を多く摂取し、軽い運動で代謝を上げて!
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