連載 VOCE特別インタビュー

【森田剛×間宮祥太朗】舞台『台風23号』で初共演!初対面のエピソードを語る【前編】

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お客さんの“視線の圧”、そこから生まれるコミュニケーション

【森田剛×間宮祥太朗】舞台『台風23号』で初共演!初対面のエピソードを語る【前編】
VOCE
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お二人とも映像作品にもたくさん出演されていますが、舞台も数多くおやりになっています。舞台は時間の拘束も長いですし、肉体的にもしんどいと思いますが、それでも舞台を活動のひとつとして選ぶ理由や舞台の魅力を教えて頂けますか?


森田さん
森田さん

何でしょう。でも、言うならば“鮮度”ですかね。生きていると、慣れてしまう部分とかなあなあになってしまう部分がありますが、舞台ではそうはならず、そこが勉強になるというか……。当たり前のことが当たり前じゃない、緊張とか恐怖とか、そういったものが楽しいと思って舞台に立つんだと思います。舞台にしかない怖さはあると思うので。


VOCE
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舞台という場所は毎日同じセリフを言いますし、お稽古も同じシーンを何度も繰り返し行いますが、そこに“慣れ”は生まれないものですか?


森田さん
森田さん

肉体的に慣れていくものと精神的なそれとは、また違うような気がするんです。普段生活していても僕は適当で何も考えてないんで(笑)、舞台のときくらいは緊張したいんです。刺激を与えたいというか、そういう気持ちだと思います。


VOCE
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間宮さんはいかがですか?


間宮さん
間宮さん

稽古で長い期間同じシーンを何度も何度も反復しますし、本番もそう。でも、同じ流れをやることによる発見があったり、同じことをやっているのに絶対に同じにならない面白さを感じますね。あと、圧倒的に違うのは、お客さんがチケット代を支払って来てくださっているということ。“覚悟”という言葉が正しいのか分からないですが、この空間で対峙する“気概”みたいなものがお客さんにも感じられます。


VOCE
VOCE

それが、舞台上の皆さんにも伝わるということですね。


間宮さん
間宮さん

はい。実際に生でお客さんが見てくださっているからということ以上に、“視線の圧”みたいなものは感じますし、だからこそ、舞台という限られた空間の中で、どういう時間を過ごすか、作るか、みたいなものは僕にとってもすごく刺激的ですね。


VOCE
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森田さんも“視線の圧”のようなものを同じように感じられますか?


森田さん
森田さん

すごいですよ。押しつぶされそうになるくらい。でもお客さんと一緒に舞台を作るというのは、そういうことなんだと思うんです。また、その視線や空気をコントロールする楽しさも、僕たちにはあると思いますし。


間宮さん
間宮さん

分かります!!


森田さん
森田さん

すごい熱量を持ってきてくださるけれども、その分、僕らがしっかり掴んでいないとそっぽを向かれる可能性もある。そういう緊張感が、出演している方と観に来てくださってる方との両方にあるような気がします。


間宮さん
間宮さん

掴もうとしても指の間から零れ落ちるようなときもありますしね……。そうかと思えば、誰かの発したセリフでお客さんの集中度が2段階くらいポンポンと上がるのを感じることもあります。その日、その時々によって全然違うのが舞台の面白さですね。


▶森田剛×間宮祥太朗、対談後編は明日8月31日公開! 後編には未公開カットも盛りだくさん掲載!

◼︎PLOFILE

森田剛(Go Morita)
1979年2月20日生まれ、埼玉県出身。2021年にMOSSを立ち上げ、短編映画『DEATH DAYS』(21・22)の企画制作・主演を手掛けるなど、舞台、ドラマ、映画と縦横無尽に俳優として活動の幅を広げている。近年の主な出演作に【舞台】『ロスメルスホルム』(23)、『みんな我が子』(22)、『FORTUNE』(20)、『空ばかり見ていた』(19)、【ドラマ】『ワンダーハッチ -空飛ぶ竜の島-』(23・Disney+)、『アナウンサーたちの戦争』(23・NHK)、『インフォーマ』(23・KTV)、【映画】『白鍵と黒鍵の間に』(23)、『前科者』(22)、『ヒメアノ~ル』(16)などがある。

間宮祥太朗(Shotaro Mamiya)
1993年6月11日生まれ、神奈川県出身。2008年ドラマ『スクラップ・ティーチャー〜教師再生〜』で俳優デビュー。以降、映画・舞台・ドラマなどで広く活躍。近年の主な出演作に【舞台】『ツダマンの世界』(22)、『ナイスガイinニューヨーク』(16)、【ドラマ】『ACMA:GAME アクマゲーム』(24・NTV)、『真夏のシンデレラ』(23・CX)、『ナンバMG5』(22・CX)、【映画】『変な家』『ある閉ざされた雪の山荘で』(24)、『東京リベンジャーズ』シリーズ(21、23)、『破戒』(22)、「殺さない彼と死なない彼女」(19)などがある。

◼︎INFORMATION

Bunkamura Production 2024
『台風23号』

THEATER MILANO-Za 2024年10月5日(土)~10月27日(日)
チケット料金:S席¥12000 注釈付きS席¥12000 A席¥9500(税込・全席指定)
U23(23歳以下当日引換券)¥5000(税込)

作・演出 赤堀雅秋
出演 
森田剛 間宮祥太朗 木村多江 藤井隆 伊原六花 駒木根隆介 赤堀雅秋 秋山奈津子 佐藤B作

【衣装】
森田さん:すべてスタイリスト私物
間宮さん:ジャケット¥262900、パンツ¥141900、シューズ 参考商品(全てエトロ/エトロ ジャパン 03-3406-2655) その他スタイリスト私物

撮影/楠本隆貴 ヘアメイク/TAKAI(森田さん)、三宅茜(間宮さん) スタイリング/松川総(森田さん)、津野真吾(impiger)(間宮さん) 取材・文/前田美保

Edited by 三好 さやか

公開日:

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