「ファンのみんなも自分を解放して、音に委ねて踊ってほしい」
―ニューアルバム「THE iDOL」に込められた想いや、テーマを教えてください。
「今回は聴き手側がリズムに乗れたり、グルーヴを感じてダンスをできるように、踊れる楽曲をメインに制作しました。踊ると言っても、難しい振り付けをするのではなく、音に委ねて揺れるような、自分を解放する感覚をたくさんの人に味わって欲しくて。そういう部分もアルバムのテーマに込めています。ジャケット写真も、音を光の象徴として光とダンスをコンセプトに撮影したので、きれいな瞬間をカメラにおさめてもらいました」
―6月に公演されるコンサート『2024 Live Performance The Otherside:Another Me Presented by KEN MIYAKE』では、このアルバム曲のパフォーマンスが観られるんですよね。(※内容は取材当時のもの)
「そうです。だから今回のコンサートでは、ファンの方たちにはぜひ体を揺らしながら楽しんでほしいなと思っています。もちろん瞬きも惜しみながら僕を見届けてくれる気持ちもすごくありがたいんですが(笑)、せっかく観に来てくれているから、みんなも自分を解放して踊ってほしいな」
―タイトルにはどのような意味が込められているんですか?
「アイドルとしての自分と向き合ってできた『Ready To Dance』や『iDOLING』の楽曲を主体としている部分もあるのですが、今回のアルバム自体も自分自身を題材にするということを裏テーマとして作っているので、『THE iDOL』というタイトルにしています」
―三宅さんが、ご自身に“アイドル”を実感する瞬間はありますか?
「気付くとファンを一番に、という考えが常に頭のどこかにあるところが、アイドルなのかなと感じますね。自分がどう思うかよりも、ファンのみんなはどう思うのか、といつも考えて向き合ってきたので。アイドルの定義はわからないけど、僕自身、何色にも染まれるというのがアイドルの特性だと考えているんです。曲によって表現が変わるし、いろいろな表情を見せることができる。僕も、ステージ上、舞台、バラエティなど、そのときどきで変わるし、ある意味ボーダーレスなところがアイドルなんだろうなと思っています」
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