連載 田中圭 オトナの休日

【田中圭】奈良のお寺でお写経に挑戦!

公開日:

【田中圭】奈良のお寺でお写経に挑戦!

今回は奈良の「薬師寺」にて、お写経に挑戦! 子どもの頃からお習字が苦手だったという圭さんでしたが、実際にやってみた感想は!?

お写経とは……心を落ち着けるために行う、仏教の修行のひとつ。お経を一文字一文字丁寧に書き写すことが自らの心のあり方を見つめる機会に。今回お世話になった「薬師寺」さんでは、昭和43年より白鳳伽藍復興のためにお写経の勧進を行っているのだそう。また、こちらのお写経は、お納めすると復興されたお堂の中に永代供養していただける。

思考と心が澄み渡っていく尊い時間を過ごせました

田中圭さん
※撮影は応接室で行いました。

子供の頃からお習字が苦手。大人になった今も字を上手に書くことに自信がないので、正直、お写経道場に着いて着席するまでは不安が大きかったんです。でも、すずりで墨をすって、筆を持って、『般若心経』というお経を写し始めたら、頭の中から雑念がサーッと消えていくのを感じました。しかも一瞬で。

現代社会を生きていると、何かを“考えない”ことがとても難しいですよね。でも、だからこそ、何かに没頭して頭の中をクリアにする時間を設けることは、人生においてとても大切だと思うんです。無心で何かに没頭して、心と頭の中をリセットすることで、日常に戻ったときまた新たな気持ちでスタート地点に立てる。それは健やかさにつながると思うんです。この感覚はほんの少し、お芝居に集中している時間に通じるところがある気がしました。もしかしたら、ジムに通う感覚で、お写経で心を整えるのもいいかもしれないです。いつかまた、筆を持ちたい。そんなことを思い浮かべながら、道場を後にしました。

「集中力が高まり、背筋がスッと伸びます」

田中圭さん

「ゆっくり円を描くように墨をすります」

「ゆっくり円を描くように墨をすります」

「一文字、一文字、心を込めて、丁寧に」

「一文字、一文字、心を込めて、丁寧に」

「俗世から解き放たれて静寂に包まれる時間」

田中圭さん

【PROFILE】
たなか・けい 1984年7月10日生まれ。東京都出身。俳優として映画、ドラマなどで話題作に次々と出演するほか、舞台、CMでも活躍。主演舞台『Medicine メディスン』に出演中。映画『あの人が消えた』が9月20日(金)より公開。

【INFORMATION】

今回お世話になったのは……
法相宗大本山 奈良 薬師寺 お写経道場
団体の場合は要予約、個人の場合は当日受付でOK。東京都品川区にある「薬師寺東京別院」でも実施。
住所:奈良県奈良市西ノ京町457
営業時間:9:00開門・17:00閉門(16:00受付終了) 無休
電話:0742-33-6001
般若心経1巻 ¥2000(所要時間約1〜1.5時間)
公式サイト

◆NEWS

今年の7月で40歳を迎える田中圭さんのアニバーサリーBOOKが発売決定! 完全受注生産によるスペシャルエディションとして10月9日(水)にリリース。3人のフォトグラファーを迎え、それぞれ異なるテーマでシューティング。ショートムービーさながらの1冊にご期待ください。現在、絶賛受付け中(受注期間は、〜8月中旬予定)。順次、VOCE SNSアカウントを中心に詳細を発表します。

撮影/前康輔 ヘアメイク/大橋覚(VANESSA+embrasse) スタイリング/野友健二(UM) 構成・文/石橋里奈

Edited by 大森 葉子

公開日:

こちらの記事もおすすめ

    You May Also Like...

    あなたにおすすめの記事

      Serial Stories

      連載・シリーズ