教えてくれたのは……
占星術研究家・翻訳家
鏡リュウジ
英国の心理学的占星術を日本に紹介した第一人者であり、“占星術界の貴公子”と呼ばれる人気占星術研究家。京都文教大学客員教授としても活躍中。「12星座の君へ」(サンクチュアリ出版)はベストセラーとして好評発売中。
【公式サイト】http://ryuji.tv/
【公式X】@Kagami_Ryuji
【公式ブログ】https://ameblo.jp/kagami-ryuji/
まず2024年上半期を振り返ってみましょう。5月25日まで、木星は牡牛座に滞在していました。牡牛座は大地の第一の星座。ですから、地に足の着いたものが注目されたり、改めてリアルな世界観で過ごした方も多いのではないでしょうか? また4月20日前後に木星と天王星が牡牛座で接近するというトピックスもありましたね。
占星術では1年のムードを司る天体として木星を重視しています。木星は太陽系で最大の惑星。そしてそれは最大にして幸運の惑星でもあるとされているのです。木星はおよそ1年で一つの星座を通過するので、12年でホロスコープを一周します。よく「12年に一度の幸運期」と星占いの記事で書かれているのは、この木星が位置している星座のことです。
木星はその星座の可能性を拡大し強めます。その星座生まれの人の可能性を開くのはもちろんなのですが、どの星座の方にも同じように影響をもたらします。つまりその星座が普遍的に象徴するもの……例えば、双子座ならコミュニケーション、知識、好奇心などが全員のテーマとなっていきます。
ではここからは、2024年下半期に注目すべき星の流れを3つ解説していきます。
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2024年下半期の一つ目のトピックスは?
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