男泣き寸前!? 本気で肉体改造、美体グラビアに臨んだ理由【独占インタビュー前編】
ナルシストだし、ドM。
頑張っている自分に酔えるんです
美体グラビアの撮影日に向けて、年末の超過密スケジュールの中、りんたろー。さんは、3ヶ月間ストイックに自分を磨き続けた。芸人・りんたろー。の場合、ある程度まで外見を磨けば、「がんばったね」「芸人にしては格好いいね」と褒められこそすれ、誰もけなしはしないのに。
「モチベーションは、いろんなものが入り混じってます。このプロジェクトに関わってくれた方たちのため、ファンのため、自分のため。心が折れそうなときは、結果を落とし込む場所である、ジッター(EXITのファンの呼称)に届けたときのことを想像しました。ジッターはサポーターであり、ボディメイク に向き合っている最中は自覚していなかったですけど、いいプレッシャーを与えてくれる存在です。これをやりきったら、自分がまた新しいステージに行ける予感もしていました。何が見えるのかは今の時点ではまだわからないです。これが世に出て、みんなの反応から見えてくるのかな、と思います」
スタッフが自分に求めるものに全力で応えようとするりんたろー。さんは、人を喜ばせたいという献身的なサービス精神のその先の、滅私の域に達しているようにすら見えた。しかし、りんたろー。さんは「ナルシストだと思います。自分大好き。で、ドM」と自己分析する。大前提として自分を愛しているから、より素敵な自分になるために努力ができる。この、利他と利己が奇跡のバランスで相互に作用しているところが彼の特殊性。だから、兼近さんという天才の相方として、腐らずに自分を磨き、成長し続けられるのだろう。
ダサいところを見せたからには、
回収しないとダサいまま終わる。
「頑張っている自分に酔えるんです。だからSNSで退路を断つし、『今、めちゃくちゃ頑張ってる!』というアピールも余裕でします。それで応援してもらって、その文字や言葉をエネルギーにして、もっと頑張る。みなさんにケツを叩いてもらえるのなら、頑張ってるふりでもいいと思ってます。“ふり”をするアクションを起こすことだって有意義ですし、最後に結果を見せることができれば、ダサいところも全回収できるんで」
逆に言えば、ダサいところを見せたからには、回収しないとダサいまま終わる。
「そうです。ボディメイクしている期間にツイッターでデブ時代の写真を募集したのは、もちろん自分を追い込むためでもあるんですけど、みんなに俺がデブだったことを思い出させるためでもあって。『最近、“格好いい格好いい”言ってるけど、君たち、俺がデブだったことを忘れてないか?』と(笑)。で、そこまでやったからには、何が何でも回収しないといけなくなるんです」
さすがは演出家・りんたろー。である。自身の努力や頑張りの結果である「美体グラビア」のインパクトをより強めるため、痩せつつある自分のビジュアルに慣れてしまったように見えるファンに、自身のデブ時代を思い出させるとは! このように、様々な手段を講じて退路を断っていたりんたろー。さんを見て、パーソナルトレーナーの星野先生は、「相当ストレスを感じている」「自分のストレスに自覚がないタイプだから逆に危ない」と心配していたという。
「まったくストレスが溜まってないと思っていたら、ストレスで身体がガチガチだと言われて、身体は嘘をつけないのかなって思いました。でも、今でもストレスは溜まってないと思ってますけどね(笑)。だって、『こんなに楽しい状況ある?』と思ってたんで。『お仕事をこんなにいただけてストレスなんてあるわけないじゃん。最高じゃん』って」