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脂肪溶解注射・脂肪吸引・フェイスリフトは対策として有効?
脂肪を減らすという話題において、真っ先に登場するのが脂肪吸引。
藤井香綸先生
脂肪細胞そのものを取り除く脂肪吸引は、結果もわかりやすく効果的な手段です。ただ、拘縮(コウシュク)といわれる引きつれ感が起きたり、肌表面がデコボコしたり、さらには神経障害によって感覚が少し鈍くなったりすることも。何事もなくキレイになった人ももちろんいますが、結構リスクが大きいので、ドクターとしっかりと相談してよく考えるべき。『顔がキュッと見えればいい』という人はいいかもしれませんが、『至近距離で見られたとき絶対に気づかれたくない』という人には向いていません。あご下ぐらいなら、光が当たらない部分なので目立ちにくいとは思います。
最近は、吸引以外にも脂肪にアプローチできるさまざまな選択肢があるとのこと。脂肪溶解注射やフェイスリフトもいいって聞くけれど、その真相は?
藤井香綸先生
薬剤を注射する脂肪溶解でも、脂肪を減らすことができます。吸引ほど見た目の変化があらわれるわけではないので“金ドブ”といわれることもありますが(笑)、脂肪はちょっとずつでも確実に減りますし、リスクも少ない。デコボコになることは、まずありません。今すぐ脂肪を落としたい!という気持ちもわかるけれど、こちらから始めてみてもいいでしょう。
また、脂肪はいったん減らしてしまうと、太らない限りはなかなか増やせません。個人的には、将来たるんで脂肪が落ちてきたとしても、カッティングして引き上げるフェイスリフトなどを取り入れるのがいいのかなと思っています。脂肪を減らすことなく移動することができるので、糸リフトも効果的です。
顔トレや表情筋トレーニングは有効?
藤井香綸先生
表情筋を鍛えるのは、たるみケアという観点でいうと多少は効果アリ。また、顔を動かすと水分が流れてむくみが取れるので、すっきり見えるというメリットもあります。ですが、マッサージやセルフトレーニングで、顔の脂肪を減らすのは難しいのが実情。脂肪がつかないように予防するという意味ではいいかもしれません。
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写真協力/shutterstock 取材・文/橋場鈴里
Edited by 西村 美名子
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