表情豊かなジャスミンが花開く新しい世代のためのフレグランス
パルファン・クリスチャン・ディオール パフューム クリエイション ディレクター
フランシス・クルジャン
「クリスチャン・ディオールが“ミス ディオール”について語った言葉が今回の創作の出発点です。彼が愛した『プロヴァンスの夜に漂っていたジャスミンの香り』という言葉からは、軽やかでフルーティな調べを。『大地の奏でるメロディ』とも語っており、ワイルド ストロベリーのグルマンな魅力をイメージ。そしてほのかにウッディな表情をのぞかせ、今の時代をつくる新しい世代を映し出すフレグランスとして生み出しました」
■ミス ディオール パルファン>>
35ml ¥13200、50ml ¥18040、80ml ¥23100(80mlのみ店舗限定)/パルファン・クリスチャン・ディオール
初代ミスディオールのシプレー ノートを再解釈。ジャスミンのフルーティで濃密な香りを中心に、エレガントでみずみずしい花々やグルマンの魅力、センシュアルなウッディ アンバーのコントラストが光る豊かな香り。ボトルにはアイコニックな千鳥格子の模様が刻まれ、銀糸がきらめくジャガード織りのボウをあしらい、洗練を際立たせる。
ふたりの“ミス”が出合った新しいミス ディオールの香り
みずみずしくて甘やかで、それでいてウッディな奥行きのある香り
鳴海唯さん(女優)
普段、メンズフレグランスを好みながら、フレッシュな甘さを求める気持ちもあり、満ち足りることがなかったのですが、新しいミス ディオールは、そんな私の想いに不思議なほどフィットした表情豊かで奥深い香り。愛さんが20歳で、私が26歳。少し世代が違うのに、お互いの感性にそれぞれフィットするというのも素晴らしく、成熟して大人になっていく、でも大人になりきってない、そんな移り変わるグラデーションを想起させる香りでもありました。
この香りがきっかけとなり、新しい自分に出会えました
飯沼愛さん(女優)
ディオールは、私にはまだ早いかもしれない。憧れのブランドであるため、そんな思いを抱いていました。でも、この香りは、まるでジャスミンの花束を抱えているかのようにみずみずしくて心地よく、とても品を感じるのに親しみやすさがあって、自分らしくまとえたのです。そして、ひと目みて心つかまれたボトルの可愛さ。ネックに施されたシルバーのボウが、ひとつひとつ手づくりのオートクチュールときいて、あまりにも繊細で芸術的なものづくりにも感動しました。
2024年を生きるすべての“ミス ディオール”たちへ
ビューティジャーナリスト
齋藤薫さん
「世紀の名香」と呼ばれるものには、必ずと言ってもいいほど“美しい矛盾”がある。
例えば、清らかなのに官能的だったり、聖女のようなのに魔性を秘めていたり……そんな中でも、永遠の名香ミス ディオールが宿す矛盾は、極めて象徴的で、あまりにも美しい。
そのインスピレーションの源となり、ネーミングを決定的にしたミス ディオールとは、言うまでもなくディオール自身の最愛の妹、カトリーヌ・ディオール。
その人は戦後の混乱の中で花々を届けることを生業としながらもレジスタンスとして活動し、ゲシュタポに拘束されたこともある、強い信念を持った戦う女性だった。
花を溺愛するたおやかな心と、権力者や侵略者に自ら盾となって立ち向かう勇敢さと強靭な心を併せ持つ文字通り“美しい矛盾”を持つ人だったのだ。
裕福な家に生まれながら深窓の令嬢に収まらなかったのは才能にあふれ、進取の気性に富んだモダニストでもあったからこそ。
だから、香りのミス ディオールも長い歴史を持ちながら、現代の名香として現代女性を魅了する。いやこれこそが今を生きる私たちの香り。
一人一人の中にある、美しき二面性を見事に言い当ててくれるのだ。
ましてや現代最高の調香師の一人、フランシス・クルジャンが奏でた香りは、きっと自分の中にも“ミス ディオール”がいると、そう思わせてくれるほど、“私”と同化し、えも言われぬ魅力を湧き立たせてくれるのだ。
だから、人生をドラマチックにしたいなら、このミス ディオールと生きていきたい。いつまでも何処までも。
提供/パルファン・クリスチャン・ディオール
03・3239・0618
dior.com
撮影/菊地泰久(vale./人物)、ヤノコージ(STIJL/静物) ヘアメイク/犬木愛(agee/鳴海さん)、北原果(KiKi inc./飯沼さん)<br /> スタイリング/川﨑加織 モデル/鳴海唯、飯沼愛 取材・文/楢﨑裕美 構成/鬼木朋子
Edited by VOCE編集部
公開日: