──食事に関してときにやんちゃしつつも、ステージに立つ人間として、メンテナンスは欠かさない。肌や髪だけでなく、体型管理もまた、彼が重要視している美容のひとつ。
川村「実は、割と太りやすいタイプなんです。そして、食欲もえぐいです。食べようと思ったら、がっつりしたものでも何でも無限に食べられちゃいますからね(笑)。小学生のころはもっと、ふっくらとしてましたよ。特に顔が丸かった。大人になったことでだんだんと顔の肉は減ってきたような気がするけれど、油断するとすぐに体重自体は増えますね。
ただ、メイクさんにも最近言われたのですが、骨格的に顔にはあんまり肉がつかないタイプみたいで。そのせいか、ダイエットとか全然してないのに『最近、痩せすぎなんじゃない?』なんて、言われちゃうことがあって、そんなんじゃないのにっていつも思ってます。ホント、健康体なんですよ! 心配しないでくださいね! 実は8年くらい前に、ガチめの糖質抜きダイエットで体質改善をしたことがあるのですが、それが成功して以来、困るほど体重が増えるってことはなくなりました。
仕事の種類によって、そのときどきでベストな状態に整えるのですが、昨年末に食事を極端に制限するダイエットでぶっ倒れるという大失敗してしまったんです。なので、ちゃんと食べつつ調整をするのがベストだなと気づきました。最近では16時間ダイエットがよかったですね。時間さえ守れば割となんでも食べれるし、神経質にならずに済むから、ストレスも少ないし。これが続けられるんじゃないかなって思っています」
──以前、VOCE本誌にてそのパーフェクトなボディを披露し、大きな話題となった。今もあの肉体美はキープできている?
川村「できてるんじゃないかなと思っています。頻繁にジムに行ったりはしていないけど、自宅でできるトレーニングをコツコツ続けています。自重を利用したトレーニングとか、腹筋ローラーとかね。サボらずやると、けっこう効くんですよ! 理想は細すぎず、デカすぎないカラダ。バランスの良いフォルムを研究しています。自分のカラダで好きなのは、背中ですね。細く見えがちなのですが、(突然、シャツを脱いで背中を見せて)意外とたくましいでしょ? またVOCEで披露できるように頑張ります(笑)」
──美容についてインタビューすると、たびたび“自分にはコンプレックスが多い”と語る彼。その恵まれたルックスのいったいどこにコンプレックスになるような部分が?
川村「昔から、コンプレックスの多いタイプなんです。小さなことから、大きなことまでめちゃくちゃありますよ。もちろん、それで自分のことが嫌いになってるってわけではないです。ちゃんと、ポジティブです。これってもともとの性格に加えて、美容好きってことが大きいと思ってます。美容って、自分自身をよりよい方向に変えられるじゃないですか。肌が多少弱くてニキビができやすかったりしても、自分に合ったスキンケアを見つけることで少しずつキレイになっていけたり、顔のパーツを“こうだったらいいな”という状態に整えられたり。
なにより、自分をちゃんと労ってあげているという自負が、自己肯定感を上げてくれると思うんですよね。メイクの話をさせてもらったときにも言ったけど、それをバカにしたり、否定してくる奴のことなんて無視すればいい。みんなでそれを貫けたら、こっちがスタンダードになるしね。Mattさんとか見てるといつも“カッコいいな!”って思うんですよ。常識にとらわれてなくて、めちゃくちゃ自由で。つまらない常識をもっともっと壊していってほしいし、自分自身もそうでありたいですね」
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