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「魚料理」ってハードル高すぎじゃないですか?
オギ
メシマズにとって、肉以上にハードルが高いのが魚。なかでも問題なのが煮魚なんです。
小田先生
生臭さが残ったり、煮崩れしたり、煮魚は難しいイメージがありますよね。
オギ
そうなんです! 和風でも洋風でも、煮ると骨から身がはがれて煮崩れたり、皮だけペロンとはがれてしまったり、身がパサついたり、煮汁が消失したり……。いま一つ仕上がりが安定しません。
小田先生
失敗知らずの煮魚のコツは、次の3つです。
1.臭み対策をきっちり行う
2.20cmのフライパンを使う
3.みりんを多めに使う
オギ
フライパンのサイズとみりん多めに使うのは、かぼちゃの甘煮と一緒ですね!
小田先生
素材は違えど、「味をしみ込ませる」「煮崩れさせずに煮姿を美しく仕上げる」という点では共通していますからね。
オギ
どうにか煮魚をマスターして、「この煮崩れた魚、とっとと食べて証拠隠滅しなきゃ!」と、慌てて咀嚼する……という状態から、どうにか脱却したいと思います!
小田先生
安心してください。今回もメシマズさん仕様の和風煮魚の王道「サバの味噌煮」レシピを用意しました! 最小限の手間で、美しくおいしく仕上がりますよ。
*サバの味噌煮*
■材料(2人分)
サバ:2切れ(200g)
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水:1/2カップ
みりん:1/4カップ
醤油:大さじ1
砂糖:大さじ1(甘め好みなら大さじ2)
酢:大さじ1
味噌:大さじ3
長ネギ:1/2本(50g)
ショウガ:1かけ
■作り方
1 サバはキッチンペーパーで水気をしっかり取り除き、1cm幅の切り目を入れる。海水にいる魚は肉以上に水分が多く、これが臭みの元になるので、とにかくしっかりふき取っておくこと。
2 長ネギは5cm長さに切る。ショウガは千切りにする。
3 直径20cmのフライパンにAを加えて中火で煮立て、1と長ネギを入れる。
4 スプーンなどで煮汁をかけ、そのままブクブクを継続し中火で6~7分煮る。
5 煮汁をかけながら、さらにとろみが出るまで2~3分煮る。最後にショウガの千切りを加え、火を止める。
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生臭さ対策のポイントは徹底的に拭くこと!