美容家・「MEM」ディレクター
瀬戸口めぐみさん
自然派化粧品ブランドで28年間ブランドディレクターを務めたのち、独立。エステに精通し、国内外のセレブリティの施術を手がける。2023年「MEM」を設立し、コスメをプロデュース。
スキンケアのあと、すべりのよい肌状態でスタート
乳液もしくはクリームを塗ったあとがおすすめ。あご下〜首元までたっぷりの量を使い、ゆっくり肌の奥に向かって「垂直方向」の圧をかけよう。
\手持ちのコスメならこのくらいたっぷりと!/
スキンケアの“締め”に使う乳液やクリームは、規定量の2倍くらい使うとすべりがよく、摩擦ダメージを防げる。ベタつきが気になるときは最後にティッシュで軽くおさえてオフしよう。
◆瀬戸口さんプロデュース、マッサージ使いできる美容液もおすすめ
毎日2〜3分!
顔筋ほぐしでリフトアップ
基本のほぐしポイントを把握したら、マッサージを実践! 瀬戸口さんのメソッドは毎日のスキンケアの“ついで”に2〜3分でできる簡単なもの。できれば朝晩、難しければ朝だけでもトライを。上→下方向でパーツごとにマッサージすることで、老廃物を排出してスッキリ!
Start!
1. 手のひらを額の中心に当て、少し圧をかけて回転させる
手のひらを額の中心に当てる。軽く圧をかけて押さえながら、ぐるぐると5〜6回回転。前頭筋を中心に、額の緊張がほぐれて老廃物が流れやすくなり、つるんとなめらかな額に。
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2. こめかみの手前を手のひらで押し上げる
両手の手根をこめかみと生え際の境目に当て、脇を締めて頭を挟んで持ち上げるように、3回ギュッと圧をかける。耳の上の側頭筋の緊張をとって、まぶたの重さを解消!
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3. 親指の腹を眉頭下に当て、グッと上へ引き上げる
眉頭の下に親指を当てて、軽く引き上げるようにして上方向へ圧をかける。3秒キープを2回繰り返して。眉頭のところにある皺眉筋のコリをほぐしてさらに目がぱっちりと。
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4. 頬の中央、頬骨の下に手根を当てて押し上げる
両手の手根を頬骨の下に引っ掛けるように当て、軽く持ち上げるように圧をかけて3秒キープ。たるんで下がった頬を“元に戻す”イメージで。机や台に肘をつくとマッサージしやすい。
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5. 頬骨の外側も同様に押し上げる
頬骨の下の少し外側に手根を当て、4と同様に、上方向へ3秒間圧をかける。溜まっていた“よどみ”が解消されて、鼻から上の“顔の上半身”の印象が若返るのを実感できる!
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6. 反対側の手を耳前に添え、親指の側面で頬を押し流す
親指の側面を鼻の横にあて、反対側の手を耳前に添える。親指で垂直に軽く圧をかけ、「かっさ」のように押し流す動きを2回行う。頬骨周辺〜咬筋を含めた頬全体の流れがよく。
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7.「指フック」であご下~耳下腺まで交互に流す
両手の人差し指をフック状に曲げて顎下に当てる。耳の下にある“耳下腺”というリンパ節に向かって、右手は右耳方向、左手は左耳方向へと交互に動かす。左右3回ずつ繰り返して。
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8. 耳下腺をこぶしで後ろ方向へ軽くぐるぐる回す
両手でこぶしを作り、耳下腺〜頭の付け根の部分に当て、軽く力を加えてぐるぐると10回回転。軽い動きで十分に刺激を与えられるので、くれぐれも力の入れすぎには注意!
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Finish!
9. 耳下腺から鎖骨まで、軽くさするように流して完了!
“締め”に、耳下腺から首のサイドを通って、鎖骨まで手のひら全体で軽くさするように押し流す。上→下方向へと移動してきた老廃物が首元へ流れ、スッキリ&リフトした顔立ちに!
撮影/伊藤泰寛 ヘアメイク/金澤美保(MAKEUPBOX) スタイリング/滝沢真奈 モデル/軍司由稀(VOCEアンバサダー) 取材・文・構成/佐野桐子
Edited by VOCE編集部
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