エイジングケアの正しい始め方

【ほうれい線撃退】40代必見!骨格から変える保湿ケア

更新日:

自分に合ったケアで上向きに!

【タイプ別】ほうれい線撃退法

ほうれい線の原因を皮ふ、筋肉、骨格と大きく3タイプに分けて、アプローチ方法を展開。ただし、ほうれい線は年齢を重ねるほど、原因が重なるため、ほかのタイプのケアを取り入れれば、さらに“上向き感”が加速する可能性アリ。ここで紹介するケアで、“打倒ほうれい線”を叶えれば、気分も上々に!

全タイプ共通 基本のケア

タイプを問わずに取り入れたい、ほうれい線撲滅のための基本の「き」。「どのタイプに当てはまるかわからない」なら、基本のケアをやっておくだけでも、頬がプリッと上向く兆しが!

特にスマホを見てるとき! 姿勢を直す

スマホを見てるときの姿勢のイラスト
村木宏衣さん
村木宏衣さん

スマホを見ることよりも頭が垂れる姿勢が問題。スマホの位置を上げる工夫するだけでもほうれい線の予防になります


伊藤未衣菜さん
伊藤未衣菜さん

スマホを前かがみで見る姿勢は、頭皮や首のコリもひどくなるので、マッサージャーなどでほぐすと◎


ほうれい線にとっても大敵! UVケアを徹底する

UVケアを徹底しているイラスト
貴子先生
貴子先生

紫外線のUV-Aは、真皮内にダメージをあたえ、シワやたるみが起こりやすくなります。UV-Bは、肌に炎症を起こし、乾燥状態を招く原因にも。いわば紫外線はほうれい線の天敵! しっかりカットを


全人類に共通するほうれい線ケアメソッド 頬の筋トレで口角アップ&脂肪代謝↑

頬の筋トレ

(1)頬骨の下に人さし指の側面を当てて顔側に圧をかける。

(2)(1)の指を左右に小刻みに5回動かす。

(3)指の位置を外側にずらしながら、計3ヵ所で指を小刻みに5回動かす。

(4)写真のマークを参考に、指の高さを変え、(2)→(3)を繰り返す。

頬の筋トレ

(1)小鼻のすぐ脇にある筋肉を人さし指と中指でとらえ、上顎を持ち上げるイメージで「え・お」と口を5回動かす。

(2)指の高さを変えながら計3ヵ所で同様に。

村木宏衣さん
村木宏衣さん

唇や口角を引き上げる筋肉が使えていないこと、そして、脂肪やむくみによる重みによる影響は、ほとんどの人に共通する問題。それを一気に改善するこのメソッドは“ながらケア”にも◎


左右差の原因にも! 食いしばり&かみぐせを意識する

村木宏衣さん
村木宏衣さん

サロンで施術をしていると、ほとんどの方が食いしばりで疲弊する咬筋がこり固まっています。エラを押したときに痛みを感じる部分を手でもみほぐすだけでも食いしばりにくくなります。片方だけほうれい線があるならかみグセの可能性も


40代、複合型が多い骨格タイプ

村木宏衣さん

「ストレスや過緊張などが原因で無意識のうちに食いしばっている人が増加。食いしばると口内が狭くなり、頬骨の位置が下がると、頬の肉が余ってたるむため、ほうれい線が目立ちやすくなります。加齢による骨の萎縮も関係しているといわれています。土台となる骨がやせると肌はたるみやすく、ほうれい線の原因に」(村木さん)

【アプローチ 1】頬にボリュームを出して高低差を減らす

貴子先生
貴子先生

頬骨から下をやせさせないことが一番。そのためには、コラーゲンを増やし、守るようなアプローチやハリを取り戻すコスメを投入して、頬骨との高低差に抗って


◆ピンピン肌必至のコルセット美容液

◆2種類のヒアルロン酸を速やかに補塡

【アプローチ 2】ほうれい線の始点、小鼻まわりのコリをほぐす

村木宏衣さん
村木宏衣さん

ほうれい線の始点である鼻の脇にある筋肉のコリをゆるめ、動きを出すことが大事。このメソッドは、小鼻の脇の“ほうれい線のツボ”と呼ばれる“迎香”にもアプローチ!


HOW TO

小鼻まわりのコリをほぐす

(1)人さし指の腹を小鼻の脇に当て、顔側に圧をかけながら縦方向に5回小刻みに動かす。

(2)指を内側に半回転させ、小鼻を彫り起こすような状態にして圧をかけながら指を縦方向に5回動かす。

小鼻まわりのコリをほぐす

写真のように上方向から親指と人さし指の腹で小鼻を挟み、「えー」「おー」という口の動きを2回繰り返す。「えー」のときは口角を上げることを、「おー」のときは鼻の下を伸ばすことを意識するとより効果的に。

【アプローチ 3】口まわりに使える美顔器で集中ケア

貴子先生
貴子先生

鼻の下やほうれい線に特化したヘッドがあるジェイメックは、全顔用より意味のあるケアができそう


村木宏衣さん
村木宏衣さん

人中が伸びるとほうれい線が長く。人中短縮ケアは得策!


◆人中までキュッとする神リフト美顔器

【アプローチ 4】下がった頬を引き上げる

村木宏衣さん
村木宏衣さん

加齢や筋肉の使い方のクセが原因で、下がってしまった頬骨を正しい位置にリセットするメソッドです。同時に、頬の縮まった筋肉もほぐすからモタついていた口元がスッキリ


HOW TO

下がった頬を引き上げるメソッド

(1)テーブルなどに肘をつき、下を向きながら、手のひらの一番下の部分(つけ根)を頬骨の下に沿わせるように当てる。頭の重みをすべて手のひらにのせるような感覚が正解。

(2)視線を上げて正面を見る。手のひらの一番下の部分で頬骨をじんわりと押し上げて10秒キープ。このとき、上げるのは視線だけ。顔や体は動かさないように注意を!

(3)一度視線を下げてから、再度、視線を上げて10秒間キープ、これを2回繰り返す。

ほうれい線に悩むVOCEライターが2週間チャレンジ!

金子優子さん(46歳)

VOCEライター

金子優子さん(46歳)

「噛み癖の影響も強く片側のほうれい線が濃いし、マリオネットラインまで延長(涙)」

金子優子さん

頬の高い位置がアップ! “頬肉雪崩”による影が薄く

金子優子さんのビフォーアフター

「頬骨を押し上げるメソッドは、顔に溜まった老廃物がドバッと出るような手応えがあり、頬の重さが一気に軽く」頬の位置が上がり、小鼻脇でもたついていた頬肉の影が消えたのも、ほうれい線が改善した“勝因”かも。

金子優子さんのビフォーアフター

撮影/市谷明美 イラスト/佐藤ワカナ 取材・文/金子優子 構成/渡辺瑛美子

Edited by 渡辺 瑛美子

公開日:

こちらの記事もおすすめ