目次
教えてくれたのは……
美眉アドバイザー
⽟村⿇⾐⼦さん
⾻格・筋⾁にもとづいた眉デザイン&眉メイクを提案。理論的な解説を通じて、理解しやすく真似しやすい眉⽑のお⼿⼊れ法を伝えている。眉に関する資格も多数。今回は基本の考え⽅からテクニックまで、すみずみまで分かりやすく監修していただきました。
【プロ直伝】初めてでも失敗しない眉⽑の整え⽅&描き⽅
◆そもそも⽬指すべき眉⽑の形とは? 基本の4ヵ条
1. 眉頭が一番太く、眉尻にかけてだんだん細くすべし
眉⽑の形は「眉頭が⼀番太く、眉⼭から眉尻にかけて⾃然にスッと細くなっていく」のが誰もが⽬指すべき理想的な形。
2. 眉⼭を⼀番⾼くすべし
眉⼭の位置は、眉のなかで一番⾼くあるのが基本。眉⼭が低いと、眉の⾃然な⽴体感が出てこないので、眉⽑1本分でも眉頭より⾼い位置にするのが基本。
3. 眉尻は眉頭の下部と同じ⾼さ、もしくはやや上にすべし
眉尻の先端、つまり眉の最終地点は眉頭の下側と同じ⾼さか、それよりもやや上にするとキレイな眉⽑に。
4. 眉⽑の⻑さは決して切るべからず
「眉⽑をカットして輪郭におさめる」という考えはNG。⾃眉を⽣かしながら、不要な⽑を部分的にカットすることが、ナチュラルでキレイな眉⽑を⼿に⼊れる鉄則です!
◆⾃分に合った眉の太さ・⾓度・⻑さを⾒つける⽅法
【太さ】
キレイな眉⽑の太さは、⽬のタテ幅を基準に。⽬のタテ幅を1として、眉頭が1/2〜2/3の太さになるように整えたり、描いたりするとナチュラルでキレイな眉⽑に。
【⾓度】
眉の⾓度は、⽬頭と⽬尻を結んだラインと平⾏にするとナチュラルな仕上がりに。とくに眉の下側を描き⾜すとき、このラインを意識しておくと失敗がぐっと少なくなる!
【⻑さ】
・パーツが⼤きめの人
⽬や⿐といった顔のパーツが⼤きい⼈は、華やかな印象の眉⽑にするのが正解。そのため、⻑さは⼩⿐と⽬尻の延⻑線まで、少し⻑めに設定するとキレイな印象に。
・パーツが⼩さめの人
顔のパーツが⼩さめの⼈は、眉⽑もコンパクトにまとめると顔全体のバランスがよくなるので、眉⽑の⻑さは少し短めにすると◎。⼝⾓と⽬尻の延⻑線に設定して。
【眉⽑を整える】基本の道具5つを揃えよう!
初⼼者さんは「切って形をつくる」整え⽅で失敗しがち。キレイな眉⽑の整え⽅は「⾃眉をとかして⽑流れをつくり、余分な⽑先だけをカットして形を整える」のが正解。まずは、正しく眉を描く前に、眉を整える道具を揃えることが、キレイな眉⽑を実現する近道!
A. スクリューブラシ:⽑流れを整えることがキレイな眉⽑の第⼀歩。スクリューブラシで眉⽑をしっかりとかして。
B. 眉⽑コーム:不要な眉⽑を⾒極めるため、ガイド役として使いたい眉⽑⽤コーム。⽬が細かいものがベター。
C. シェーバー:眉下などの細かい不要な眉⽑をカットするための電動シェーバー。1本単位で剃れる刃先5mmのアタッチメントがおすすめ。
D. ⽑抜き:本当に不要な眉⽑だけを抜くために使うのが⽑抜き。眉⽑をしっかりグリップできて、軽い⼒で抜けるものを選んで。
E. 眉バサミ:眉⽑の先端のみを繊細にカットするための眉バサミ。眉⽑1本1本をすくってカットできるような、⼩回りの利く刃先のものを揃えたい。
◆眉⽑の整え⽅
【STEP1】いつもの眉メイクでスタート。スクリューブラシで毛流れを整える
すっぴん眉で整えると失敗のもとに! まずは、いつもの眉メイクをした状態で鏡をチェック。⽑を切る前に眉流れを整えて。
【STEP2】はみ出た毛を眉ハサミでカット
眉の輪郭からはみ出している“⽑先だけ”をちょんちょんとカットして。シェーバーで剃る⽑の⽬印に。
【STEP3】メイクオフして、STEP2でカットした⽑をシェーバーで剃る
次はすっぴん眉の状態で、STEP2でカットした⽑を再度チェック。眉⽑の根元、短い⽑がピンピンと残っていたら1本1本シェーバーで処理を。STEP2でカットしていない⽑には触れないで!
【STEP4】どうしても抜きたい⽑だけ、⽑抜きを使う
どうしても抜きたい⽑とは、たとえば「まぶたに近く、眉の輪郭から⼤きくはみ出ている眉⽑」や「眉間にある太めの⽑」など。眉⼭、眉頭周辺に⽣えている⽑は絶対に抜かないこと!
次ページ
すっぴんで映える! 眉の整え⽅
この記事に登場したコスメ(17件)