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【新木優子】すべてにYESを言わなくていい

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【新木優子】すべてにYESを言わなくていい

「始まったばかりの30代が、楽しみで仕方がない」。溢れんばかりの笑顔で語る新木優子さん。30歳でたどりついた仕事術を、たっぷり語ってくれました。

30歳でたどりついた仕事術

「失敗したら反省はするけど落ちこまない

「落ちこんでも結果は変わらない。だから失敗したらきっちり反省して、どうしてそうなったのかをとことん分析します。そこで改善策や失敗を回避する術が見つかったら、そこからはもうクヨクヨせずに前を向くようにしています。自分で自分を『失敗しちゃったけど、私、頑張ったじゃん』って励ましながら。そう考えないと、次の挑戦もできなくなっちゃうし、成長だって止まっちゃう。大きなチャンスが来たときに臆さず飛び込むためにも、失敗を悔やまない、引きずらないって大事だと思っています」

新木優子さん

「すべてにYESと言わなくていい

「昔と比べて変わったなと思うのは、NOを言えるようになったこと。以前は、それを言ったら何も進まなくなってしまって迷惑をかけてしまうのでは?なんて考えていたけれど、そうじゃないんですよね。仕事ですから、自分の希望とは違う結果になることも当然ありますし、かえって素敵な景色を見ることができる場合だってたくさんあります。大事なのは意見が通るか通らないかではなく、意見を言えることで自分の中で腑に落ちる、ということなんです。それを大切にするようになってから、より真摯に仕事に向き合えるようになりましたし、本当の意味で自分で自分の味方になれた気がして、自然と気持ちが健やかにもなりました」

新木優子さん

「緊張やプレッシャーの先に“限界突破”がある」

「緊張やプレッシャーはないほうがいいに決まってるけど、ゼロにするなんて無理。だから緊張する場面では“緊張して当たり前”と考えるようにしています。先日もドラマの撮影でフルートのソロを吹く場面で、唇が震えてしまって……。でも、そういうときこそ、『緊張しちゃダメ』と思わないようにしています。そのうえで、やっぱり大事なのは準備ですね。緊張はするものという前提で、頭が真っ白になっても体が動くくらいにしておくようにしています。限界突破は、緊張やプレッシャーの先にあるもの。だからこそ、それらをいとわず、上手に付き合っていけたら」

新木優子さん

女優・ファッションモデル

新木優子/Yuko Araki

1993年12月15日、東京都出身。雑誌「non-no」の専属モデルを8年間務めた後、現在は俳優としても多くの作品に出演。1月期のドラマ『さよならマエストロ』では倉科瑠李役を好演。インスタグラム(@yuuuuukko_)でのセンスあふれる私服姿もたびたび話題に。シンデレラ役を演じたNetflix映画『赤ずきん、旅の途中で死体と出会う。』のBlu-ray&DVDが3月29日に発売。

撮影/菊地泰久(vale.) ヘアメイク/中山友恵 スタイリング/後藤仁子 モデル/新木優子 取材・文/中川知春 構成/鬼木朋子

Edited by 鬼木 朋子

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