教えてくれたのは…
皮膚科専門医
小林智子先生
幅広いメディアで活躍。スキンケアの解説や成分にフォーカスしたYouTubeチャンネル『こばとも先生のスキンアカデミー』が評判。
【小鼻】の黒ずみは清潔感ダウン
顔の“センター”である鼻の黒ずみや赤みは、肌印象に影を落とす難敵。小鼻の色素問題を解決すると、くすみはもちろん、あかぬけ感に差が!
\原因/
◆角栓の酸化
皮脂分泌量が多いのにくぼんで洗いにくい小鼻は、“洗い残しスポット”。毛穴まわりの皮脂が酸化すれば黒ずみの原因に。“擦らなすぎる洗顔”で小鼻の汚れが溜まっている人も。
◆摩擦による刺激
摩擦刺激による色素沈着は、小鼻のくすみの元凶。小鼻の角栓を取り除こうとクレンジング時にゴシゴシ洗ったり、鼻をかむときのティッシュで肌を拭き取る摩擦刺激が原因に。
◆過剰皮脂
小鼻は皮脂が多いため、過剰皮脂と常在菌が反応することで炎症が起こると、赤みが出てくすんだ印象に。さらに、その後、色素が沈着すると、黒ずみとして定着することも。
【対策】“優しくしっかり洗う”バランスが命
ゴシゴシしなくても“こってり皮脂”がスッキリするピーリング成分と、皮脂抑制成分が心強い味方に。
1. 角質を酸化させない最強タッグ! サリチル酸洗顔&ビタミンC美容液
黒ずみの元凶である皮脂を刺激レスに落とすことが大事。それには、皮脂に対して親和性が高いといわれているピーリング成分、サリチル酸配合の洗顔料が◎。同時に皮脂の過剰分泌を抑えるビタミンC配合コスメを使うと効果的。
2. 意外と洗えていない! ソフトタッチでくるくる洗顔
皮脂たっぷりの小鼻は泡を置くだけの“NO摩擦洗顔”で完璧に洗浄するのは困難。泡立てた洗顔料を指で小鼻のくぼみになじませるように優しくなでて洗うのが正解。鼻をかむときの摩擦は、保湿ティッシュなどに替えるだけで違いが。
撮影/市谷明美 イラスト/藤本けいこ 取材・文/金子優子
Edited by 髙橋 ミチル
公開日:
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