教えてくれたのは…
バストアップ研究家
田家麻生さん
“離れ乳”、“チビパイ”、下垂、左右差……問題山積みの自分自身のバストコンプレックスを打破するべく、バストケアを追求。エステや整体、ヨガ、ヒーリングなど、幅広いアプローチを学んだ末に、独自メソッド『田家式マシュマロバストアップ』を完成させる。
その技術を体感できるサロン「YVESJU SALON(イヴジュ サロン)」は、すぐに話題になり、予約が取りにくい状況に。3年前、オリジナルのランジェリーブランドのYVESJU(イヴジュ)をスタート。プロデューサーとしてノンワイヤーでありながら谷間をつくれる機能別Wストラップが特徴の機能性ブラジャーを考案し特許取得。昨年12月には、同ブランドの初となるフラッグショップが表参道にデビュー。
バストケア特集を見ていると「すでに背中と同化した肉がバストとして復活するって本当?」「バストアップクリームって効くわけ?」「育乳ブラって、マジで育つの?」と疑問がてんこ盛りに。本当ならトライしたいけれど、無駄足は踏みたくない。だからこそ、正解をしりたい! ということでバストアップ研究家の田家麻生さんに都市伝説の真相についてお伺いしました。
バストの都市伝説1
育乳ブラをつけるだけでバストが大きくなる
マシュマロバスト先生のANSWER
「そんなワケありません!」
どんなに高機能で優秀な育乳ブラだとしても、ただつけるだけでバストをサイズアップするのは難しいと、長年、ありとあらゆるブラジャーを試してきて感じます。
バストを定期的にほぐして付け根にある筋膜や筋肉からゆるめ、“土台”から正しい位置に戻し、一日に最低2回は入れ直す……そんな常日頃から脂肪(乳房)をブラジャーにしっかり納めるお手入れをプラスする必要があります。
バストの都市伝説2
ノンワイヤーブラだとバストが垂れる
マシュマロバスト先生のANSWER
「下垂だけでなく、“離れ乳”の原因にも!」
一般的なノンワイヤーブラジャーは、バストを支え、脇や背中に流れないようホールドする効果が足りないものがほとんどだと感じます。バストを理想的な位置に保てないノンワイヤーブラを使い続けると、垂れて下がるだけでなく、背中や脇にバストが“家出”してしまい“離れ乳”になり、パッと見た印象が“たれぱんだ”のようになってしまうことも(笑)。
そのため、窮屈だと感じながらもワイヤー入りブラジャーを選んでいる人が多いという現状を変えたいという想いがあり、ノンワイヤーブラでありながらバストをしっかりとホールドし、谷間をメイクすることができるブラジャー「FINAL FORM」を開発しました。
バストの都市伝説3
ナイトブラをしないとバストが“夜逃げ”する
マシュマロバスト先生のANSWER
「就寝中バストのフォルムが崩れないようホールドする役目を持つナイトブラは、毎晩使うべき」
ナイトブラをせずに寝ると、バストは無防備になり、重力に負けて四方八方に広がってフォルムが崩れます。それを防ぐためにナイトブラでホールドすることが美しいバストを守るために必要です。「ブラジャーのサイズがAカップだから流れるほどないし、ナイトブラは必要ない」という声をよく耳にしますが、それは間違い。サイズが小さくてもバストは“夜逃げ”します。ナイトブラを装着したときに息苦しいのは「×」。らくに呼吸できるサイズを選びましょう。
バストの都市伝説4
小さいバストを2カップアップすることができる
マシュマロバスト先生のANSWER
「私自身、3カップアップの経験があります」
かつての私のバストは、小さくて下垂していて広がっていて左右差も……というお悩みのフルセット版という感じでしたが、バストを正しい位置にホールドできるブラジャーをつけ、マッサージ(コチラで、谷間を呼び戻すマッサージ『田家式マシュマロバストアップ』をくわしく紹介)などの努力を重ねることで3カップアップ&谷間をつくることに成功しました。弊社のスタッフには5カップアップしたものも。お客様の中にも3、4カップアップする方は少なくありません。
ハリを出し、ふっくら感が違うと感じるレベルであれば、1週間程度で叶うことも多々あります。
バストの都市伝説5
一度下垂したバストは戻らない
マシュマロバスト先生のANSWER
「復活した人を数多く見てきました。ただし、日々のケアは必要不可欠です」
“土台”にある筋膜や筋肉のコリなど、下垂する要因を取り除き、元の位置に戻るように導くケアを習慣にすれば、改善する期待が持てます(コチラで、谷間を呼び戻すマッサージ『田家式マシュマロバストアップ』をくわしく紹介)。「脇や背中に逃げ出したバストをもとの位置に本当に戻せるの?」という疑問を持つ人も多いようですが、これも下垂と同様。土台からアプローチして可動域を広げ、“家出”したバストをブラジャーの位置に収まりやすくなるように導くことでバストとして復活させることができます。
血流アップによって栄養の巡りをよくすることで乳腺を増やし、バストアップにつなげるというアプローチもありますが時間がかかるのが難点。そのため、私としては、先に説明した可動域を広げ、ブラジャーに納めやすいコンディションを整えるほうがバストアップへの近道だと考えています。
バストの都市伝説6
ダイエットをしたらバストから痩せる
マシュマロバスト先生のANSWER
「バストの9割が脂肪なので痩せると小さくなります」
体全体の脂肪率が下がると9割が脂肪であるバストも小さくなりますが、「バストから先に落ちる」というのは断言しかねます。痩せた印象が目につきやすいということなのかも!?
取材・文/金子優子
Edited by 沈 晨棟
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