特別寄稿
ビューティジャーナリスト
齋藤薫さん
女性誌編集者を経て美容ジャーナリスト・エッセイストに転身。時代を切り取るシャープな目線と、女性を勇気づける温かさをあわせもつエッセイが、読者の支持を集めている。
ベスコス総なめ……でもこのファンデーションの本当の凄さをきっとまだ多くの人が気づいていない。
例えば過去30年で、最も進化したアイテムは何か?というなら、もう圧倒的にファンデーション! コスメ史において、かくも劇的に進化したアイテムは他に見当たらない。考えてみて欲しい、以前の私たちは食事のたびに化粧直しをしていた。それでも朝の塗り立てを再現するのは難しかった。そして年齢を重ねるほどに上手く乗らなくなり、欠点をむしろ目立たせるのが、ベースメイクだったのだ。
ただそんな時代にも、別格の信頼を得て、その仕上がりが“伝説”ともなり、オトナ世代はもちろん化粧を始めたばかりの世代からも一身に憧れを集めていたのが「クレ・ド・ポー ボーテのファンデーション」だった。やがて驚くほどの化粧モチや、素肌感とカバー力の両立、ツヤ仕上げの実現など、ファンデが未解決の課題を次々にクリアするたびに、クレ・ド・ポー ボーテの名声は高まっていった。常に先頭にいて劇的進化を牽引してきたからである。
でも今回の「タンクッションエクラ ルミヌ」の仕上がりには、これまでの進化とはまた次元の違う革新性を見せつけられた。言い換えれば、コスメ史にその名を刻むほど。ファンデーションもついにこの境地まで来てしまったの?と感慨深いほど。
いや正直“派手な進化”ではない。美しさがあまりにも自然で、塗っていないかのようにさりげない。だから逆に見落としてしまいがちなのだけれど、そういうふうに肌に溶け込むようなカバー力ほど、実は驚くべき高度なテクノロジーが凝縮されているのだ。もう一つ、やはりさりげない進化だけれど、じつは驚くべきが、ツヤめきの上品さ。面として強いツヤではなく、その人自身が輝いているような奥行きを感じさせるツヤ。表面のツヤをあえて抑えることで、内側から光が放たれる印象を残すためのツヤとも言える。表面のツヤと内側からの輝き、その絶妙なバランスがこの上品で洗練されたツヤを作ったのだ。
いや口で言うのは簡単だけれど、これが恐ろしく難しい。そこを私たちは見落としがちなのだ。メイクアップとスキンケアを融合するとともに、ダイヤモンドの光構造を真似て、表面と内側の光を操る光技術「ライトエンパワリングエンハンサー」を搭載。と言っても、従来のように粉体で光を乱反射させるような単純な技術では無いのだ。いわば先進光学メイクアップ技術。もっと言うなら、まるで肌の内部にまで光が入って、内側で広がることで、ランプのように中からも肌を明るく照らすような……。これによって、光の反射だけではかえって目立ってしまう毛穴やキメの乱れ、小ジワといったものまでがふんわりとカバーされ、見事なまでに目立たなくなる。膜の厚みで隠すのではない、見えない欠点カバー力というべきもので、そのカバー力がさり気なければさり気ないほど、実は凄い技術であることを知って欲しいのだ。
そもそも発光しているような輝きは、すべての人を生き生き、潑剌として見せる。表面的なツヤは逆に肌が疲れて見えたり、むしろ老けて見えたりとリスクもあるが、この光の絶妙なコントロールが、この理屈を超えた美しさにつながったのだ。言うならば、肌のクオリティーを最も美しく見せるツヤ技術、ベースメイクは要するにこれをやりたかったのだろう。私たちもずっとこれを待っていたのだ。
まだある。不思議にも時間が経つほどむしろ肌が元気に見えてくるような経時変化があることに気づいていただろうか。一般論からはありえないこと。でも、それは私たちが今までずっと望んできたこと。ファンデーションが目指してきたことでもある。そこまでに挑むのが、ベースメイクの進化を牽引し続けてきたブランドのプライドなのだろう。
言うならば1つの完成形。いやクレ・ド・ポー ボーテにとっては、まだ進化の過程なのかもしれないが、私たちは今、そのくらい、満足しているのだ。
■クレ・ド・ポー ボーテ タンクッションエクラ ルミヌ SPF25・PA+++ 全6色 ¥11000(セット価格)>>
肌を潤いで満たす“グロウリッチハイドレーティング処方”を採用し、塗るたびに美しさが高まるような使用感を実現。ダイヤモンドの輝きのような仕上がりをもたらし、くすみや毛穴などのノイズも自然と目立たなくなる。
【一度使えば「手放せない」の声が続出】「タンクッションエクラ ルミヌ」虜になる理由
ベスコスを受賞した大人気のクッションファンデと、名品ベスコス上位常連の美容液。ふたつの製品が愛される理由を、研究員2名とVOCE両編集長が語りながら紐解いていく。
資生堂
福井文さん
2016年に入社して以来、一貫してベースメイク製品の処方を担当。肌そのものを美しくするファンデを理想とし、スキンケア効果を持つリキッドの開発に注力してきた。
資生堂
クワック・アンジェラさん
2016年に入社した当時は、リップやマスカラの処方開発を担当。現在はケア効果もメイク効果も優れる魅力的な商品開発に日々挑んでいる。
VOCE編集長
遠藤友子
読者にとってメリットがある内容を、わかりやすく伝えることを誌面作りの最優先事項に掲げる“読者ファースト”な編集長。化粧品開発の背景などに関心が高く、突っ込みが多め。
VOCEウェブサイト編集長
三好さやか
敏感でゆらぎやすい乾燥肌でありながら、守りに入らずコスメを積極的に日々試す。SNSを積極的に使いこなし、VOCE読者が『今何を求めているか』を常に模索している。
どんな状態の肌でも満足度の高い仕上がりに
三好
プロが選者のベスコスでも、読者が選ぶベスコスでも1位を獲得している「タンクッションエクラ ルミヌ」ですが、開発にあたり、もっとも苦労されたのはどのあたりですか?
福井さん
ツヤとカバー力、潤い感を叶えるのが本当に難しかったです。
遠藤
ツヤ肌になれるファンデはVOCE読者も大好きなんですが、ほどよいメイク感がないと納得しないという面もあって。苦労されたのはそのあたりの兼ね合いでしょうか?
福井さん
カバー力を高めようとするとどうしても粉っぽくなって、ツヤがなくなるんです。そうなると肌を満たすような潤い感もなくなってしまいます。これならイケる!という粉末を見つけても、ちょっとの差でせっかく出ていたツヤが失われてしまったりして。粉体の選び方、配合の仕方、ブレンドのバランスなど、微差での調整に苦労しました。私たちはもともとこだわりの強いブランドではあるのですが、このファンデの開発には時間も行程もかかりましたね。
遠藤
試作ができたら、みなさん、実際に肌に塗って評価するんですか?
福井さん
マーケッターと研究員が集まってチェックします。様々な条件下でもツヤと潤いに満ちた肌にしたいと考えていたので、あえて肌状態がよくないときにも塗ってみました。
遠藤
その検証でも、望んでいる仕上がりになったんですね。
福井さん
スキンケアをわざといい加減にして塗ってみたりもしたのですが、ちゃんと潤いのあるツヤ肌に仕上がったんです。素肌そのものが美しく見えるような印象もあり、満足のいく結果になりました。
三好
素肌が調子よく見えるというのは、とてもうれしい効果です。このクッションには「ル・セラム」にも配合されているスキンケア成分が入っているんですよね。
クワックさん
はい、クレ・ド・ポー ボーテが独自に開発した成分、スキンイルミネイター※1が配合されています。
遠藤
粉体選びや配合の調整も大変なのに、ケア成分まで配合するのはハードルが高そうです。
クワックさん
おっしゃる通り、簡単にはいきませんでした。ダマになったり、なぜか臭いが出てしまったり。ここでも多くの試行錯誤が必要でした。
三好
臭いが出てしまうというのは、なんだか意外な失敗(笑)。私はスキンイルミネイターを、肌のバランスを整えてくれる成分だと思っているんです。だから「ル・セラム」を使わなくなると「あれ、なんか違うな」と感じるんじゃないかと。
遠藤
それで手放せないという人がたくさんいるんでしょうね。でもバランスって、人によって最適なところは違ってきますよね?
クワックさん
そうなんです。その人の肌がもっとも輝けるように持っていくことが理想です。
三好
自分史上最高に輝く肌ってことですか? それは見てみたいかも! そんな成分であるスキンイルミネイターが、日中ずっと塗っているファンデにも配合されていると聞くと、毎日使いたくなりますね。
遠藤
厚塗りしたらより効果も高まるのかと思ってしまうけど。
クワックさん
厚くではなく、まんべんなく毎日塗っていただくほうがいいです。
美容液とクッション、輝きを最大限にする使い方とは?
遠藤
一度にたっぷりじゃなくて、継続してムラなくということね。
三好
一夜漬けよりもコツコツ勉強したほうが身になるみたいな。ということは、化粧くずれによる隙をつくらないほうがいいってこと?
クワックさん
そのように考えています。
遠藤
なるほど。でもこのクッション、ズルズルしないというか、密着力が高くてあまり化粧くずれしない印象があります。
福井さん
ツヤや潤いに欠かせないオイルを、抱え込んで肌に密着させるロングウェアクッションゲルEXという成分による効果だと思います。
三好
もしかして下地なしでイケる?
福井さん
そうですね、使っていただくとより美しく仕上がるとは思いますが(笑)、このファンデだけでも密着力は高いと思います。
三好
VOCE読者はクレポの下地が大好きなのでみんな使っていると思うけど、朝、全然時間ない!ってときはこれだけでいいってうれしいですよ。クッションファンデは手を汚さずに塗れるから、バタバタしているときほど手を伸ばしたくなるアイテムですしね。そんな朝でもツヤのある潤い肌に仕上がるわけでしょ。
遠藤
今日はいい状態じゃないなぁというときでも、これを塗れば簡単に輝く肌になれるんだもの。
クワックさん
クッションファンデには、ダイヤモンドの光構造に着想を得たライトエンパワリングエンハンサー技術が搭載されているんです。それにより、年齢も肌タイプも問わず、肌を輝かせることができます。
遠藤
どんな肌状態でも、時間がないときでも、「ル・セラム」と「タンクッションエクラ ルミヌ」を塗っておけば、潤いたっぷり、ツヤッと輝く肌に仕上がる。そう思うと、この価格にも納得できますね。
「ツヤと潤い、カバー力。密着力が高いのも魅力」(遠藤)
「継続して使うことで肌の知性が磨かれそう」(三好)
キー成分「スキンイルミネイター※1」配合で輝きを育み続ける
【左】クレ・ド・ポー ボーテ タンクッションエクラ ルミヌ SPF25・PA+++ 全6色 ¥11000(セット価格)>>
「ル・セラム」にも配合されているスキンイルミネイター、輝きを最大限に高めるライトエンパワリングエンハンサー、ツヤとカバー力、密着を高めるグロウコントロールと、賢すぎる成分&機能がギュッと。肌質や状態を問わず、ツヤと潤いが向上。
【右】クレ・ド・ポー ボーテ ル・セラム 〈医薬部外品〉 50ml ¥27500>>
洗顔後、スキンケアの最初に肌に塗る美容液。クレ・ド・ポー ボーテならではの独自成分、スキンイルミネイターをはじめ、数々の美容成分を惜しみなく配合。なじませたあとは、ツヤッとなめらか、しっとりと潤いに満ちた肌に。
「タンクッションエクラ ルミヌ」が導く、うるおいに満ちたツヤ美肌
曇りや濁りのない明るさ、毛穴などのノイズが目立たないなめらかさ、わざとらしくないツヤ感、そしてすべてを満たすような潤い。私たちがベースメイクに望むこれらすべての要素を叶えてくれるのが、クレ・ド・ポー ボーテのタンクッションエクラ ルミヌ。メイク効果で美しく見せる先進技術を搭載しつつ、素肌そのもののすこやかさにもアプローチできる美容成分を配合。至近距離で見せびらかしたくなるような華やかな肌を望むとき、迷わずこのクッションを手に取りたい!
輝きはここからはじまる。クレ・ド・ポー ボーテ名品ラインナップ
光をまとい、輝きを育む【ベースメイクアップ】
下地やファンデの組み合わせを変えれば、服を着替えるように肌印象も自由自在。高いスキンケア効果で、長く塗っていても心地よいところもポイント。
【A】クレ・ド・ポー ボーテ ヴォワールルミヌ 〈医薬部外品〉 SPF38・PA+++ 30ml ¥7150>>
美白有効成分4MSK※2を配合したブライトニング美容液のような下地。ライトピンクの色みでくすみをカバーし、明るく曇りのない肌へ。しっとりするのにベタつかない使用感も◎。
【B】クレ・ド・ポー ボーテ ヴォワールコレクチュールn SPF25・PA++ 40g ¥7150>>
肌表面の乱れやくすみが気になるときは、塗った瞬間から美しく補整してくれるこの下地をチョイス。キメの整った明るい肌へトーンアップ。
【C】クレ・ド・ポー ボーテ タンクッションエクラ ルミヌ SPF25・PA+++ 全6色 ¥11000(セット価格)>>
潤いを与えながらとどめる。そんなスキンケア発想から生まれた独自処方により、みずみずしいツヤと潤いが長持ち。密着力も高いので、長時間つけていてもヨレず、くずれにくい。
日々輝き続ける肌に導く【キーラディアンスケア】
美容の常識を覆すような先進技術を、常に搭載してきたクレ・ド・ポー ボーテが誇るスキンケアライン。託せばきっと、美肌の未来が拓かれる。
【A】クレ・ド・ポー ボーテ ル・セラム 〈医薬部外品〉 50ml ¥27500>>
肌の才能を目覚めさせる成分、スキンイルミネイターを配合。肌にのばせばあっという間になじみ、なめらかで、つややかな肌印象に。使うたびお手入れの満足感が増していく。
【B】クレ・ド・ポー ボーテ ローションイドロA n 〈医薬部外品〉 170ml ¥12650>>
独自成分のスキンイルミネイター、和漢植物から丁寧に抽出されたオウゴンエキス(整肌・保護)など、贅沢な成分がみっちりと。乾燥による小じわを目立たなくし、うるおって、透明感と明るさをプラス。
【C】クレ・ド・ポー ボーテ エマルションプロテクトゥリス n 〈医薬部外品〉 125ml ¥13200>>
紫外線や乾燥などの外的ダメージにさらされやすい、昼の肌リズムに着目して開発された日中用乳液。朝の肌に心地よくなじみ、軽やかに溶け込んでメイク前の準備をしてくれる。
【D】クレ・ド・ポー ボーテ エマルションアンタンシヴ n 〈医薬部外品〉 125ml ¥15400>>
美白有効成分4MSK、スキンイルミネイターなどの成分を配合した、夜の肌を考えてつくられた乳液。寝ている間に潤いと輝きをチャージ。
※1 スキンイルミネイター(保湿・整肌)配合(加水分解シルク、加水分解コンキオリン、テアニン、トウキエキス、シソエキス、 グリシン、グリセリン、PEG/PPG-14/7ジメチルエーテル、トレハロース)
※2 メラニンの生成を抑え、シミ・そばかすを防ぐ。(4ーメトキシサリチル酸カリウム塩)
※価格は参考小売価格です(店舗によって異なる場合があります)
提供/クレ・ド・ポー ボーテお客さま窓口
0120・86・1982(9:00~17:00/土・日・祝日を除く)
https://www.cledepeau-beaute.com/jp/
撮影/高橋一輝(近藤スタジオ/静物)、岩谷優一(vale.)、KAZUYUKI EBISAWA(makiura office) ヘアメイク/金澤美保(MAKEUPBOX)、𠮷﨑沙世子(io) スタイリング/坂下シホ モデル/宮本茉由 取材・文/穴沢玲子
Edited by VOCE編集部
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