プロフィール
魔女占い師・叶ここ(かのうここ)
スペイン人魔術師の祖父とフィリピン人祈祷師の祖母を持つ魔女占い師。独自の天宝占術を用いて、悩める人を幸せに導く。著書は『魔女が教えるマイルームインテリア風水』(光文社)。テレビ番組「シン・オカルト倶楽部」(エンタメ〜テレ)にも出演中。個人鑑定はhttps://twitter.com/cocokanou にて受付中。
誰でも持っている天からの宝物で占う、天宝占術ってどんな占い?
「天宝占術は“人は誰しも天の宝を持って生まれてくる”という考えのもとに、東洋占術と長年の鑑定経験をベースに生み出した、私、オリジナルの占術です。生年月日から、周りから見た性質や才能を表す10の植物からなる“アピアランス”と、内側に秘めた性質を表す12の宝石からなる“ジュエル”を割り出し、その性質を生かして開運に導きます」(叶ここさん)
2023年の運勢をおさらい! 今まで触れられていなかったことにスポットライトが!
天宝占術は個人だけでなく、その年の運気の流れを見ることもできるそう。2023年はどんな年だったのでしょう?
「2023年は今まで触れるのを避けられてきた繊細な部分がスポットライトを浴びる年でした。象徴的だったのがジェンダー問題。LGBTQ+のカップルのニュースを多く目にしたと思います。また同時にアピアランスが繊細なジャスミンの年だったので、良いも悪いも今まで触れられてこなかった“性的”な問題が浮き彫りになる年でもありました」
2024年にスポットライトを浴びるのはどんな人?
では2024年はどんな人が主役になる年?
「たとえ芽が出なくてもこれまでコツコツとがんばってきた人にスポットライトが当たる、アピアランスでいうと菩提樹の年。ブッダが悟りを開いたと言われる菩提樹はまっすぐ芯のある木。そのイメージの通り、今まで時間をかけてコツコツと続けてきた努力が報われる年まわりです。逆に、白黒はっきりと結果が出てしまうので、何ごともずる賢く、その場のノリでやり過ごしてきた人は、実力不足が露呈して失敗してしまう可能性も。これを社会的に見ると、組織の中の膿みたいなものが表に出やすいので、今まで隠されてきた不正が明るみに出てくるかもしれません。また再スタートの年でもあるので、世代交代のニュースが世間をにぎわしそうです」
開運するにはどんな行動をとればいいの?
今までコツコツがんばってこなかったら2024年の開運は難しいの?
「そんなことはありません。2024年に入ってから何かをスタートするのでOKです。特に仕事でも趣味でもスキルアップにいい年なので、何かにひとつ決めたら、それをコツコツと努力をすると成果も出やすいし、開運を引き寄せます」
仕事運や恋愛運の傾向は?
「シビアにいいものだけが残っていきます。そのため、本気じゃない恋愛や無理をしている恋愛は終わってしまうかもしれません。また、手を抜いて仕事をしていたら、2024年はごまかしがきかないので、いい結果は生まれないでしょう。逆に誠実に恋愛や仕事に向き合ってきた人は、結婚や昇進など、レベルアップできるチャンスがやってきそうです」
2024年にチャレンジしたことは一生のスキルになる
より開運を引き寄せるポイントは?
「目標を再設定して、新しい習慣を取り入れましょう。2024年は始めたことを継続しやすい年なので、例えば、掃除やダイエットなど、これまでいつも三日坊主で終わってしまっていたことも、2024年には長続きします。そして、これを趣味にしたいと思うような習い事や勉強にチャレンジすると、それが一生役立つスキルになります。何ごとにも本気でチャレンジすることが開運のポイントです」
2024年に始めるといいことは貯蓄
「継続が開運のポイントにもなるので、貯蓄を始めるのもおすすめです。2024年1月から新NISAがスタートするので、それにトライしてみるのもよいかもしれません。またSNSで自分のことを発信したり、趣味が同じ仲間とコミュニティを作って一緒にがんばったりするものいいと思います。ただし、はじめから負荷の高いことにチャレンジするのは禁物。少額でNISAの積み立てをしたり、掃除が苦手だったら、毎日玄関の靴をそろえるだけから始めるのでもいいんです。無理せず自分のできるレベルから始めてみましょう」
開運行動で気をつけることは?
「結果が出やすい年とはいえ、すぐに成果が出るわけではないので、結果がでなくてもあせらないで。一年経ったときに一年前の自分を思い返してみると、結構変わっているなと気づくくらいのスピードです。でもそれが一生の宝物になりますから、ぜひコツコツと小さな努力を楽しんで、2024年の運を引き寄せてくださいね」
Edited by VOCE編集部
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