2024年上半期のトピックス【1】牡牛座木星期続く
2023年の後半から2024年の前半、木星は牡牛座を通過しています。
「エレメント」という言葉をよく耳にすると思いますが、西洋占星術では、12星座を「火(牡羊座・獅子座・射手座)」、「地(牡牛座・乙女座・山羊座)」、「風(双子座・天秤座・水瓶座)」、「水(蟹座・蠍座・魚座)」の4つの元素(エレメント)に分けて考えています。
2020年の年末から「風の時代」と言われていたのも、この「風」のエレメントの星座で、木星と土星が約20年に一度の大接近をしたからなのです。これからおよそ200年の間、20年ごとに木星と土星は「風の星座」の中で接近を繰り返します。
そして2024年の上半期に木星が滞在する牡牛座は大地の第一の星座。ですから、今は地に足の着いたもの、ことが注目を集めることになるでしょう。AIなどのテクノロジーの進化のニュースが増えている今だからこそ、リアルな触れ合いや実際のもの、バーチャルには置き換えられない自然などが大切にされていくはずです。「地に足をつけること」「五感を大事にすること」「自然なものと触れ合うこと」「質の良いもので深い満足を得ること」などを心がけて過ごすとよいでしょう。
5月末になると、木星は次の星座、双子座に移動します。双子座が象徴するのはコミュニケーション、特に身近な関係での交流を表しています。双子座木星期に向けて、上半期のうちからやっておくとよいことは、家族、パートナー、近所の方など、気がついたらいつも横にいるような人との関係性を見つめ直しておくこと。リアルでの関係をしっかり築き、地に足をつけたコミュニケーションを意識しておいてください。またちょっと意見は違うけれども話し相手になるような人、自分とは少しだけセンスが違う人にも注目しておきましょう。
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2024年上半期の二つ目のトピックスは?
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