風水師
李家 幽竹さん
一般社団法人「空間風水学会」理事長。韓国・李王朝の流れをくむ、ただ一人の風水師。「風水は環境をととのえることで運を呼ぶ環境学」という考えのもと、様々なアドバイスを行いながら、テレビ、雑誌、セミナーなど幅広く活躍。現在までに出版した書籍は累計販売700万部数以上。また主催する空間風水学会では風水アドバイザーの育成に尽力している。現在、風水検定講座を開講中。空間風水学会、会員制オンラインサロン「李家幽竹 風水ひみつクラブ」も運営。李家幽竹公式サイトはこちら。
2023年は四緑木星が中宮に位置する「木」の年、そして同時に「風」の象位も持つ珍しい年でした。2023年の一年間、新しい深めるべき縁、捨てるべき縁が明確になったのではないでしょうか? さて2024年上半期はどう過ごせばよいのか、風水師・李家幽竹先生に教えてもらいました。
三碧木星が司るものは「時空」
「転生」や「生まれ変わり」というテーマが、アニメやドラマなどのエンタメでも流行っていますが、まさに三碧木星が表すのは「時空」。「時」というよりも「時空」という言葉がぴったり当てはまります。そして風水では「運は時空を超えてとってくる」と考えられています。
突然難しい話になってしまいましたが、SF映画の世界のようでありながら、実は私たちの身近で起こっているかもしれないこととも言えます。まず「時空」には、縦と横の軸があります。縦の軸は、未来-現在-過去を結ぶもの。そして横の軸は過去に違う決断をした自分が、マルチバースで存在するという考え方です。まさに第95回アカデミー賞で11部門でノミネートされた映画『エブリシング・エブリウェア・オール・アット・ワンス』の世界観ですね。
まずは縦の軸から、もう少し簡単に説明をしましょう。自分が望む運があった場合、それを実現した未来の自分をイメージしてみてください。想像ができるのであれば、未来の自分からその運を持ってくる、つまり道筋をつけることができます。もし望む未来の想像もつかない場合は、過去の自分に問題があると考えます。もちろん過去は変えられませんが、「時空」を移動して過去の自分に教えてあげることができるのです。
例えば、過去の自分に「〇〇をした方がいいよ!」と教えてあげるイメージをしてみましょう。実際はしていない行動ですが、意識することで過去に転生し、その行動をしたという運を得ることができます。過去の自分が鮮明に思い出せない方は、過去の自分の写真に語りかけるのもおすすめです。
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マルチバースとは?
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