教えてくれたのは…
フットブルー代表
西谷裕子さん
創業25年のサロン「フットブルー」の代表であり、“フットケアの女王”といわれる足美容の専門家。角質肥厚やタコ、魚の目、巻き爪……など、さまざまの症状の根本原因となる骨格から立て直し、理想的なアーチを整えることで改善する「fori3Dフットケア」は、約30年のキャリアで培ったオリジナルの手技。
【Instagram】yuko_nishitani
【公式HP】https://www.footblue.co.jp/
かかとの角質が硬くなる原因は?
現代人におけるかかとの角質が硬くなる最大の原因は、合わない靴を履いていること! 自分の足のサイズよりゆとりのある靴を履いていると、靴の中で足が動いてしまい、角質が肥厚化し、いわゆる“ガサガサかかと”や乾燥した鏡もちのような“ひび割れかかと”につながる。
靴次第でかかとが変わる! かかとがガサガサになりやすい靴とは?
サイズの大きい靴
西谷さん
靴のサイズが大きいと、歩くたびに靴の中で足がずれることによる摩擦刺激で角質が厚くなります。ジャストサイズの靴を履くのが理想的。ですが、たいていの方が足のサイズには左右差があるため、両足ジャストサイズの靴を履いている人はごく少ないというのが実情です。
ブーツ
西谷さん
ブーツを履いている方の多くは、足首から下はゆとりがあるというケースが多いです。足首まわりやふくらはぎを覆う部分のフィット感やサイズ感に重きを置いて選ぶためか、足よりもサイズの大きいブーツを履き、足がズレることで刺激をうけ、かかとの角質が肥厚化している方が少なくありません。
ヒール
西谷さん
3.5cm以上のヒールは、かかとの位置が前方向にズリ落ちやすく、その摩擦が角質肥厚の原因になります。
脱ぎ履きしやすいスリッポン靴
西谷さん
「簡単に脱ぎ履きできる」という謳い文句は、ラクであってもかかとのためにはまったくよくないことだと肝に銘じましょう。簡単に装着できるということは、サイズにゆとりがある、または、生地がやわらかいなど、靴の中で足が動く猶予がある証拠なのでNG。
スニーカーの紐を毎回締めない
西谷さん
スニーカーを履くたびに紐を締め直している人は少ないと思います。紐を締め直すことなく、ラクに脱ぎ履きできるスニーカーは、スリッポンとかわりません。毎回、かかとがしっかりフィットするように紐をしめて固定するだけで、かかとの状態は変わる可能性大。
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正しいかかとケアのポイント
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