美容家
神崎恵さん
【MAKE-UP 1】ベースメイクの考え方は、揚げ物のレシピと一緒
「ファンデーションだけ塗ればベースメイクはOK」と考えてしまいがちですが、スキンケアと下地は、仕上がりの美しさだけでなく、ファンデーションのつき、持ちをアップさせるために必要です。ファンデーションは粉体を肌にのせるもの。たとえるなら揚げ物におけるパン粉のようなものです。素材にいきなりパン粉をつけ揚げ油に入れても、衣ははがれてしまいます。より美しく仕上げるためにも、ファンデーションを塗るならスキンケアと下地はマスト、と覚えておきましょう。
【MAKE-UP 2】眉は(ほぼ)抜かない、切らない。つまめるくらいの長さがあったほうがいい
基本的に、骨格や表情筋(眉弓筋)に沿って眉は生えています。地眉の形が今ひとつだと感じる場合、毛自体の太さ、生えグセだけでなく、まばらだったり、毛流れが乱れているなど原因は多種多様。まずはスクリューブラシで眉をとかしてみましょう。毛流れを整える前に抜いたり切ったりすると、結果的に眉の中に穴開き部分ができてしまうことも。
【MAKE-UP 3】リップを塗るのはコンシーラーブラシがいい
リップブラシはラインをとるには向いていますが、実は全体を塗るには幅が狭すぎ。塗りムラやブラシの筋が残りがちに。リップブラシより幅があるコンシーラーブラシなら、簡単にムラなく唇全体に色をのせることができます。
【MAKE-UP 4】チークの発色は、桜の花びらがお手本
発色の目安は白い紙にのせた、一枚の淡いピンクの桜の花びら。「白い紙=肌、花びら=チーク」と考え、頬の上にそれくらいの色の差が感じられれば十分です。
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撮影/中村和孝 ヘア/津村佳奈(Un ami) スタイリング/石関靖子 イラスト/篠塚朋子 取材・文/VOCE編集部
Edited by 大森 葉子
公開日:
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