ベスコスは忖度で決まってる？真実をガチで答えます！

これは声を大にして言いたい。なんなら絶叫したい。VOCEはベスコスに関してお金は一切いただいておりません！　そもそも美容雑誌の矜持として、本当におすすめできる製品にしかベスコスを渡したくありません。広告製品がベスコスにランクインすることもありますが広告の有無とベスコスはまったくの別の話。だからこそ彗星の如く現れた広告を一切出していない新興ブランドがまさかのランクイン！　みたいなことが起こり得るのです。その反面、せっかく出稿していただいたけどごめんなさい……ということも。

ベスコス開始当初からVOCEは“投票の透明性”に関して強いこだわりを持っていました。だからこそ、すべての部門において誌面上で“誰が、どの製品に、何点入れたか”までをすべて開示しているのです。ちなみにこのシステム、審査員にとってはかなりのプレッシャーだそうです。ベスコスに選ばれるということは、最新鋭の機能性やトレンド、効果などの総合力が優れた逸品であるという証。そこをしっかり把握して投票しているか否かが、誌面上で明らかになってしまいます。そもそも“優れた製品の魅力を世に伝える”という使命感を持って投票して下さっている美容ジャーナリスト、美容家、美容エディター、ライター、ヘアメイクといった美のプロの皆さんに、点数操作などはとてもじゃないけどお願いできません。めちゃくちゃ怒られます。

編集部は美容オタクの巣窟（編集部にいると全員そうなります）です。しかも熱々。なので、ほかの審査員の方々と同じく、見誤らないように必死です。投票前に候補となる製品（約2000アイテム）の魅力を再び検証するため、1日に何回もスキンケアをして肌が荒れてしまう者、パーツごとにさまざまなシャドウやらリップやらを試して、顔全体のメイクバランスがおかしくなっている者。みんな投票直前はボロボロで、編集部一同ゾンビ状態。責任感が強く、美容愛も人一倍強い編集長が一番ゾンビですね。

上半期は1月1日から6月末日まで、下半期は7月1日から12月末日まで、年間ベスコスは1年間。それぞれ期間を区切ってありまして、投票できるのはその期間に発売されたコスメだけ。ちなみに限定コスメも除外されておりまして、ときどきものすごく優秀な限定コスメに出合うと審査員が「投票したかった！」と悔しがるという現象が起こります（笑）。