教えてくれたのは……
プロウォーキング講師
今村大祐さん
一般社団法人プロフェッショナルウォーキング協会代表理事。国内外のファッションショーのウォーキングディレクターや演出を担当。多くのモデルにウォーキング法を指導している。近著に『毎日の「歩き方」を変えるだけで、みるみる痩せる! 歩トレ』(インプレス)がある。
やりがち【1】「大きいバッグを体の前で抱え込む」
内気で引っ込み思案な印象に!
今村さん
大きなバッグを肩からかけて体の前で抱え込むと、必ず巻き肩・猫背姿勢に。この姿勢だと内気で自信がなさそうな印象を与えます。
正しい持ち方:肩にかけたバッグを、ひじを閉じておさえる
肩にバッグをかけたら、肩を後ろに少し引き、ひじでバッグが動かないように固定。歩くときはバッグを持っていないほうの腕を大きく振って歩く。
10分経ったら1分間逆側の肩にバッグを持ち替えて、一方の肩だけに負担をかけないよう少し休ませるとなおベター。
やりがち【2】「小さめバッグを体の前で持つ」
消極的でシャイな印象を与えがち!
今村さん
小さなバッグを手でつかんで体の前で持つと、大きなバッグを持ったときと同様に、自然と肩が前にきて猫背になります。パッと見で、消極的でシャイな印象を与えがち。
正しい持ち方:片手でバッグを持って胸を開く
片手でバッグを持ち、反対の手でバッグを持ったほうのひじをつかむ。すると肩の位置が後ろに戻り正しい姿勢に。胸が自然に張れるように。特に信号待ちや電車待ちなど、立っているときにはこの持ち方を意識して。
リュックは猫背になりやすいので注意!
今村さん
両肩に背負うリュックは、左右バランスよく負荷がかかるので一見体に良さそうですが、重い荷物をしっかり抱えようとして巻き肩、猫背になりがちです。リュックを持つなら、チェストストラップ(胸元を固定するベルト)のついたアウトドアタイプが、猫背を防ぎやすくおすすめです。普通のリュックを愛用しているなら、できるだけ巻き肩、猫背にならないよう、姿勢を正すことを意識して持ちましょう。
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撮影/国井美奈子 取材・文/山本美和
Edited by 西村 美名子
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