連載 VOCE特別インタビュー

【くみっきー(舟山久美子)】カリスマギャルモデルの光と闇。多額な借金の返済から見えた本当の幸せとは

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『Popteen』時代にギャルメイクは全うした! メイクは変わってもギャルマインドは生き続ける

『Popteen』時代にギャルメイクは全うした! メイクは変わってもギャルマインドは生き続ける

──『Popteen』と『with』では同じモデルでもメイクも服も……すべてが違う世界のようだったのでは?

くみっきー ギャルモデルは、自分の存在が軸になっていたから、服に着られすぎちゃダメ。いつでも自分らしさを発信していなくてはならなかったけれど、ファッションモデルは真逆! 服の世界観に沿うように自分を寄せつつ、服を主役にする。そういったひとつ、ひとつが新鮮でした。

メイクについては、『Popteen』の終わりのころから、もうギャルギャルしくないメイクにもチャレンジしたいという気持ちでいましたが、雑誌の方向性の問題もあり、当時の編集長から「ダメダメ、もうちょっとギャルにして」と調整が入っていまして(笑)。なので、挑戦してみたかったメイクが思い切りできるというワクワク感がありましたね。低身長コーデ企画をたくさんやらせていただいたのですが、そういった分野でもまた新しくファンになってくださる方がたくさんいましたし、私自身の強みにもなりました。

──新しいチャレンジをしたからこそ知れた価値、見ることができた風景ですね。やりたいことがあっても今の環境を変える勇気が持てない人が多いと思います。そういった方たちにアドバイスをぜひ!

くみっきー 失敗する勇気を持ってほしいです。夢を叶えるといった大きな行動だけでなく、人に気持ちを伝えるとか、本当にしたいファッションやメイクをしてみるとか、やりたいことがあるなら、とりあえず行動をしてみる。結果ダメだったとしても、なにもやらないよりは、ずっと心が晴れ晴れするのだ、ということを私はギャルになって学びました。ギャルは、「ま、いいっしょ。OK! OK!」「ドンマイ!」って失敗しても笑っている印象がありませんか? あれ、すごく軽いノリに見えるかもしれないけど、絶対に無理だと思うようなことでもトライをしたからこその言葉なんです。やることをやれば後悔が残らないから、明るく次に進めるというのもメリットだと思います。私もやりたいことが見つかるたびに行動をしては、失敗してのトライ&エラーを繰り返して今があります。

次回は、結婚、出産というライフステージの変化のタイミングで、事務所の代表取締役に就任し、ライフスタイルブランドを手掛ける会社の社長になるという激動の人生にフォーカスします。

PLOFILE

舟山久美子(くみっきー)
1991年4月29日生まれ。16歳の時に渋谷でスカウトされモデルデビュー。その後、雑誌『Popteen』の専属モデルを6年間務め、連続表紙17回の表紙起用を記録。現在は、モデルやタレント、プロデューサー業と幅広い分野で活動するほか、自身の所属事務所の取締役も務める。ビューティ情報も豊富に発信しているSNSの総フォロワー数は、約370万人を突破。ライフスタイルエモーショナルブランド『Herz』を立ち上げ。2024年3月にはスキンケアプロダクトが発売予定。
Instagram:@kumikofunayama
YouTube:@Kumiko_Funayama
X:@informationkumi
公式ブログ:KUMICKY 舟山久美子オフィシャルブログ
公式HP:herz-jp.com

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撮影/榊原裕一 スタイリング/加藤理奈 モデル・ヘアメイク/舟山久美子 取材・文/金子優子 構成/剱持百香

Edited by 剱持 百香

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