連載 VOCE特別インタビュー

【くみっきー(舟山久美子)】カリスマギャルモデルの光と闇。多額な借金の返済から見えた本当の幸せとは

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【くみっきー(舟山久美子)】カリスマギャルモデルの光と闇。借金4000万円の返済から見えた本当の幸せとは

雑誌『Popteen』のカリスマモデルとして一世を風靡し、そこから一気にスターダムに上り詰めた後、テレビ界でも一躍人気者になった舟山久美子さんの短期連載2回目。順風満帆な人生に見えるくみっきーですが、多額な借金を返済し、『Popteen』を卒業して他誌のモデルとなったときには「裏切り者」とブーイングの嵐になるなど、たびたび大きな壁に直面。それでも前向きで明るい精神は、ギャル人生から培われたものでした。

くみっきー、大ブレイクの裏で多額な借金返済に追われていたという衝撃!

くみっきー、大ブレイクの裏で4000万円の借金返済に追われていたという衝撃!

──カリスマギャルモデル、そして、タレントとしても大成功……どの角度から見てもシンデレラストーリーのようですが、その裏では、借金返済に追われていたそうですね。

舟山久美子さん(以下くみっきー)
父の仕事がうまくいかなくなって、大きな借金が一家に覆いかぶさりました……。
当時の私はモデルとしてのお仕事を沢山頂けており、隙間時間を見つけては、家族全員が幸せになれることを最優先としながら話し合いを重ねていました。

母はフィリピン人であり、幼少のころから異国での生活に苦労する母の姿を見ていたので、まずは家族の生活を支えてくれている母にラクをさせてあげたいと、母が苦労しなくても大丈夫なように生活費を支援することを決意しました。

それと同時に舟山家の大黒柱のつもりで一生懸命働き、やっとのことで借金を全額返すことができました。ところが……いざ返済が完了してみると、父は余裕が出たことで違うことに興味が出てしまい、母はやりがいを感じていた仕事がなくなって逆に体調を崩しがちになってしまいました……。
結局、お金は物質的な豊かさであって、心を満たすことはできないのだと、そのときに痛感しました

お金の援助をすることはいいことばかりではないとわかり、そこで、舟山家、全員自立宣言! をしました。援助をストップし、家族全員が自らの力で生きていくようになったのが10年くらい前、23歳のときですね。そこから3年くらいかけて、家族の絆も深まり、今のいい形の家族に戻ることができました。そして、家族一丸となって再スタートするんだ! という思いから新しい家を建てることになりました!

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ギャル雑誌を卒業して「裏切り者」と言われた過去

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