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【レチノール×ビタミンC】最強説は本当?最も効果のある使い方&おすすめコスメ6選

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【レチノール×ビタミンC】最強説は本当?最も効果のある使い方&おすすめ6選

シミやくすみをケアするビタミンCと、弾力のあるハリ肌に導くレチノールの入ったコスメを使って、透明感のあるパーフェクト肌をキープするという美容法が流行中! そこで医師の友利新先生に、レチノールとビタミンCの正しい取り入れ方を徹底取材しました!

教えてくれたのは…
友利新先生

皮膚科医・内科医

友利新先生

都内のクリニックに勤務する傍ら、医師という立場から美容と健康を医療として追求。美しく生きるための啓蒙活動を雑誌やWEB、テレビなど、多彩なメディアで展開中。著書も多数で、YouTubeチャンネルの登録者数は80万人以上! ベビー向けブランド「メディスキン」をプロデュース。
【YouTubeチャンネル】友利新 / 医師「内科・皮膚科」
【公式ブログ】友利新のビューティー診察室
【Instagram】@aratatomori

\まずはそれぞれの成分についておさらい!/

レチノール(ビタミンA)は初期のエイジングサインに効果的な成分

おすすめレチノールコスメ3選

【レチノールの効果】

・ターンオーバー正常化
・ニキビの予防
・コラーゲン・ヒアルロン酸の生成促進
・エラスチンの質の向上
・過剰な皮脂をコントロール
・表皮の水分量アップ

友利先生
友利先生

レチノールは表皮と真皮、どちらにも作用する成分。
まず表皮では、古い角質層を除去してターンオーバーを促します。これにより、古い角質が蓄積してメラニン排出が滞って起こるシミや、毛穴のつまり、ニキビなどのトラブルが防げます。さらにヒアルロン酸を合成することで、乾燥対策にもなりますね。
そして真皮ではコラーゲンの合成やエラスチンの質の向上も狙えるので、ハリ・弾力アップやシワ改善などの、エイジングケアにつながるわけです。


効果は高いけれど刺激も強い? レチノールの注意点は?

【レチノールを使うにあたり注意すること】

・カサつきや赤み、かゆみなどいわゆる“A反応”がある
・乾燥しやすくなるので必ず十分に保湿を
・紫外線で不活化するので日焼け止め併用がマスト

友利先生
友利先生

ビタミンAの一種であるレチノールですが、種類もたくさんあるので、全部を同じに考えることはできません。いわゆる純粋レチノール、ピュアレチノールとも呼ばれるものは、正しく使わないと肌に刺激があるとされています。
その一方でパルミチン酸レチノール、酢酸レチノールは、レチノールを誘導体にしたもので、刺激が起こりにくいんです。とくにパルミチン酸レチノールは、紫外線による光老化を抑える効果があるため“守りのレチノール”とも呼ばれています。


ピュアレチノール>レチノール誘導体はウソ!

友利先生
友利先生

誘導体のほうが刺激は起こりにくいと聞くと、ピュアなレチノールのほうが効果は高く、誘導体よりもよさそうな気がする人もいるかも。でも全然そんなことはなくて、基本的にレチノールは長く使い続けないと意味がない成分なんですね。人によっては、赤みやカサつきなどのレチノール反応が出ないように進化した誘導体のほうが、継続使用に向いていることもあります。


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ビタミンCの効果&注意点まとめ!

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