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教えてくれたのは…
アデランス研究開発部次長
伊藤憲男さん
公益社団法人日本毛髪科学協会・毛髪診断士®認定指導講師。アデランスの研究開発部にて商品開発に携わる一方で、育毛の啓蒙活動も行う。
シャンプーは毎日、頭皮を洗う意識で
美髪を育てるシャンプーは、髪を洗うのではなく頭皮を洗うことが基本!「頭皮汚れが残っていると、毛穴のまわりに皮脂や汚れが蓄積し、肌のターンオーバーが乱れる心配も。シャンプーは頭皮を洗うものと意識して、毎日がおすすめです。頭皮に皮脂が残ると酸化して、においのもとになったり、髪に悪影響を与えることも」(伊藤さん)
頭皮の汚れをちゃんと落としてる?
頭皮洗いテクニック
サロンでのシャンプー帰りは頭すっきり、髪はサラサラなのに、自己流のシャンコンではそれほどでもない。頭皮洗いのテクニックを身につければ、自宅でサロンレベルの洗い上がりが叶う!
1. お湯で1分予洗い
シャンプー前には水圧強めのぬるま湯で予洗い。多くの汚れはこの段階で落ちるので髪の束をめくりながら頭皮までしっかり洗おう。
2. 指の腹でもみ洗い
シャンプーを手にとって泡立てて髪全体に広げ、指の腹で汚れをもみ出すように洗う。1度目は髪を洗い、すすいでから2度目は頭皮を洗う意識を持って。
3. 水圧強めで丁寧にすすぐ
水圧を強めにして、頭皮までしっかりすすぐ。泡汚れの残りやすいえり足や耳の後ろは、シャワーヘッドを押しつけるようにしてすすごう。
4. コンディショナーは毛先の1/3に塗布してのばす
コンディショナーは毛先から1/3を目安につけた後で、髪全体にのばす。髪が短い場合には毛先を中心につけてのばそう。
【注意!】スカルプケアタイプは頭皮までつける
スカルプ(頭皮)ケアタイプのコンディショナーとそれ以外では、塗布していい範囲が異なる。使う前に、使用するコンディショナーの使用方法の確認を。
5. もったいないは命取り。しっかり流す
しばらく時間をおいたら、頭皮や髪にコンディショナーを残さないように、しっかりと流し切る。
6. タオルで水分をとる
髪の水分をタオルでふき取る。濡れた髪をこすると痛む原因になるので、タオルで髪をはさんでやさしく水分をタオルに吸収させる。その後、頭皮から乾かすようにドライを!
【気になる肌の話】背中にブツブツが……シャンプーが原因?
体を最後に洗う習慣をつけましょう
「頭皮に問題がないのに背中に炎症が起きているならシャンプー剤が原因ではなく、背中に流れた液剤を落としきれていない可能性も。洗髪後に体を洗う習慣をつければ、背中のシャンプー剤残りが防げます」
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頭皮磨きにいい【シャンコン】をセレクト!
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