今期、大注目の分野! 最新ハリケアコスメを紐解く5大キーワードを友利先生が解説!
教えてくれたのは……
内科・皮膚科医
友利新先生
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医学的な視点からコスメの進化を紐解き、各社の研究内容にも精通。誌面や動画配信にて、難しいことを楽しくわかりやすく解説!
【KEYWORD.1】全層アプローチ
友利先生
肌は角層、表皮、真皮と層になっていて、表皮の状態が悪くなると、表皮と真皮の間にある基底膜からシグナルが発せられ、真皮にダメージが。逆も然りで表皮の状態がいいと真皮にも好影響が及ぶというように肌の各層は連携。そこですべての層=全層へアプローチして効率よくハリを生み出すコスメが続々登場。
【KEYWORD.2】皮膚の“ひ薄化”
友利先生
“ひ薄化”とは、加齢などの影響で、表皮や真皮を構成するヒアルロン酸やコラーゲンなどの量が減り、皮膚の厚みがなくなって、薄くなること。そうなると肌はハリを失い、ヨレッとしたりシワっぽくなったり。そのため、肌の厚みを取り戻すアプローチも多数。
【KEYWORD.3】立毛筋
友利先生
毛穴を収縮させる筋肉である立毛筋は、皮膚にほぼ垂直に刺さっており、重力に抗うような力を発揮することが明らかに。立毛筋が加齢により衰えることが、肌のたるみに繋がるため、コスメとメソッドで立毛筋を元気にしようというものが登場し、注目です!
【KEYWORD.4】抗力
友利先生
基底膜から真皮へぶら下がるようにのびるエラスチンが基底膜としっかり結びついて真皮をつり上げることで重力に拮抗。その力=抗力がたるみを防いでいることから、コラーゲンやヒアルロン酸に加えて、エラスチンのケアも重視されるように。
【KEYWORD.5】シワケア≒ハリケア
友利先生
シワ改善の新有効成分ライスパワーNo.11+は表皮、基底膜、真皮と全層へのアプローチであり、表皮の水分量を高めて角層を柔らかくしながら、真皮の密度を高めるというもの。つまりシワの研究が進んだ結果、ハリケアと共通のアプローチが増加。今までのようにピンポイントではなく全顔ケアがシワケアの主流に。
最新のハリケアなら複数の老化サインの改善が見込めます!
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