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繊細だからこそ慎重に! クマ・たるみの解決法は?
加藤総院長
“脱脂”で突出した眼窩脂肪を除去しただけで、目の下がつるんと若々しく戻るかといえば、必ずしもそうではありません。余分な眼窩脂肪を切除して目袋のふくらみは改善しても、まぶたと頬の境目にできた段差による“たるみライン”やクマが残る場合があります。
この境目は、皮膚のボリュームロスなどによって頬骨が浮き出たものとよく勘違いされますが、実は、加齢によって内部の骨や組織が痩せることで、まぶたと頬の境目にあるじん帯が内側に引っ張りこむような状態になり、段差ができると考えられています。
当院では、じん帯の力をゆるめて、さらに、それによってできた隙間に脂肪を入れるというところまでの治療をセットとして行っています。
加藤総院長によるクマ取り治療例
加藤総院長
30代患者さんの目の下クマ取り症例。AFTERは術後1年9ヵ月の様子。目袋のふくらみの原因となる突出した眼窩脂肪をまぶたの内側から切除し、まぶたと頬の境目にあるじん帯をリリースすることで、肌の凹みをなめらかに整え、状況に応じて脱脂した脂肪を必要な場所に配置し、凹みを底上げしています。
脱脂、じん帯のリリース、脂肪の再配置や補填が加藤クリニック麻布式の手術では1セットに。この方法にしてから、かつてのように脱脂後に目元の余った皮膚を切除しなくてもAFTER写真のように下まぶたがなめらかな状態になり、満足していただけるケースが増えています。
施術後は組織を安定させるためのテープを下まぶたに2日ほど貼っていただくことを推奨していますが、1日ではずす方もいます。腫れや赤みなどのダウンタイムは、2日~4日程度という方が多いですが、クリニックによっては数週間かかるなど、長い期間続く場合もあります。
治療内容:拡大経結膜的下瞼形成術
料金:49万5000円
複雑な構造をしているうえに、とっても繊細な目元。また、形状や適性も人それぞれ違います。「脱脂すればクマを消せる」と単純に考えるのはNG。
美容医療での解決を考えているなら、慎重なクリニック選びはもちろん、医師によるカウンセリングをしっかり受けること、そして、自分自身でもメリット・デメリットを学ぶことを心がけましょう!
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目の上の脂肪は取っちゃダメ?