美容医療との向き合い方

皮膚科医・友利新先生に聞く「【肌質改善】に役立つ18個のヒント」

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皮膚科医・友利新先生に聞く「【肌質改善】に役立つ18個のヒント」

努力では生まれつき美肌の人にはかなわないなんて意見もチラホラ聞くけれど、悲観的になる必要は全くナシ。適切なケアを続ければ、遺伝的な肌質を超えたキレイは確実に手に入るんです。まばゆい美肌の持ち主である友利先生も、実はもともと超オイリーでニキビ肌とのこと。ご自身の体験も踏まえ、“正しい肌質改善”のヒントを伝授してくれます!

目次

教えてくれたのは…
友利新先生

皮膚科医・内科医

友利新先生

都内のクリニックに勤務する傍ら、医師という立場から美容と健康を医療として追求。美しく生きるための啓蒙活動を雑誌やWEB、テレビなど、多彩なメディアで展開中。著書も多数で、YouTubeチャンネルの登録者数は80万人以上! ベビー向けブランド「メディスキン」をプロデュース。
【YouTubeチャンネル】友利新 / 医師「内科・皮膚科」
【HP】公式HP
【Instagram】@aratatomori

生活習慣編

1.「焼かない」「こすらない」「乾かさない」が美肌の基本!

友利先生
友利先生

美肌のベースとなるのは、UVケア、摩擦レス、保湿。これを守らずして、どんなに高い美容液を塗ったり毎日シートマスクをしたりしても、美肌は叶いません。自分の肌を整えたいのなら、まずはここから徹底しましょう。


2.比べるのは他人ではなく「過去の自分」

友利先生
友利先生

肌質は遺伝的な要素もあるので、他人と同じ肌になるのは難しい。生まれ持った肌で、“自分史上最高”を目指しましょう。他人ではなく、1~2年前と比べてどうなのか、先月と比べて良くなっているかなど、自分の肌がどう変化しているのかをチェックする習慣を。


3.鏡は「腕を伸ばした状態で見る」

友利先生
友利先生

スキンケアをするときに、至近距離で鏡を見て毛穴やシミが目に入ってくるのは当たり前。人から見えているのは、“腕を伸ばして手鏡を持ったときに見える肌”くらいです。それで見えない粗は、ほとんど誰も見えない。腕の長さよりもこちら側に人が近づくときは、目をつぶっているか電気が消えているときなので(笑)、過度に気にする必要はありません。


4.自分の肌質と同じ「お手本」を見つける

友利先生
友利先生

『こんな肌になりたい』という目標を設定するのなら、肌質が似ている人を参考に。肌質が全く異なる人を真似してもあまり意味はなく、良い効果が出るとも考えにくい。SNSなどを見ていると何をどこまで信用していいのかわからなくなるので、自分と同じ肌タイプで『この人のいうことなら』と思える人を2~3人決めて、その人をお手本にしてみましょう。


5.ライフスタイルが似ている人ならなおヨシ!

友利先生
友利先生

肌質が似ている点に加えて、環境やライフスタイルが近い人をお手本にするのも◎。紫外線が強い地域なのか雨が多い地域なのか、一日中家にいるのか子どもがいて外に出る機会が多いのか。美肌には色んな要素が絡んでくるので、そういったことをロジカルに考えていくと、自分が置かれている状況に合わせた適切な対応ができるようになってきます。


6.ゴール設定は細かく刻む

友利先生
友利先生

人間は成功体験があったほうがいいので、美肌に近づくためには高すぎるゴールではなく、無理なくクリアできる目標を細かく掲げたほうがいいと思います。まずはニキビを1つなくしてみようとか、シミができないようにUV対策だけはきちんとしようとか、少しずつ達成しながら積み重ねていくことが大事。


7.「肌がキレイな人」というイメージを作りあげる

友利先生
友利先生

雰囲気的に『私、キレイですっ』というイメージを作っておくと、人からの“美肌印象”は高まります。実際、私がレーザーなどですごく肌が荒れていても、看護師さんが『先生、今日お肌すごくキレイですね』と言ってくれたりする。『肌を見ているのではなく、イメージで言ってくれているのかな』と感じます(笑)。ベースメイクを丁寧にするとか、明るい肌印象を作るとか、“キレイに見える”を演出することも、すごく有効です。


8.レタッチを信じすぎない

友利先生
友利先生

雑誌やSNSは、キレイな写真を載せるのが当たり前。誰も汚い姿を見たいとも、見せたいとも思いませんよね。でも、それを見て、『この人は毛穴が全くないのに、私は……』なんて思う必要ありません。

私自身はずっと誌面にいるわけではなく患者さんと相対しますので、『これがリアルな私ですよ』とお伝えしています。みなさん意外と『あぁ~』と思ってくれるんですよね(笑)。


編集部註:とはいえ、友利先生はリアルでお会いしても、とっても美肌です。

9.自分の肌質を楽しむ

友利先生
友利先生

持って生まれた肌質は一生付き合っていくものだから、知識を身につけて、楽しい、おもしろいと思ったもん勝ち! うらやんでも他人の肌にはなれないので、自分の肌を攻略することを考えていきましょう。私も若い頃はたくさん悩みましたが、ここ数年はやっと肌に自信が生まれてきた。いろいろとトライ&エラーを繰り返してきて良かったと思っています。


10.「遺伝的な美肌」を追い越すチャンスはある

友利先生
友利先生

世の中には、生まれつき恵まれた美肌の人はいるけれども、人はみんな老化します。遺伝的な美肌にあぐらをかいてお手入れに無頓着なままでいると、いつかウサギとカメのように、コツコツとケアしてきた人に逆転されちゃうなんてことも!


11.生活習慣で守るべきは「睡眠」と「ストレス解消」

友利先生
友利先生

生活習慣はどれも美肌とは切り離せませんが、優先して守るべきは、『しっかり寝ること』と『ストレスを溜めないこと』。この2つは、乾燥やバリア機能の低下、黄ぐすみなどを加速させるので気をつけましょう。ストレスは人によって原因も度合いも違うとは思うけれど、自分なりのストレス解消法を見つけておいて。


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