宙組トップ娘役として“トップ・オブ・トップ”と呼ばれた真風涼帆さんの相手役を務め、今年6月に宝塚歌劇団を退団した潤花さんがVOCEに退団後初登場です! 大人っぽい役から等身大まで、どんな女性像も見事に演じ分け、添い遂げ退団を果たした潤花さん。こぼれるような笑顔に美しい歌声、見惚れるほどの麗しい立ち居振る舞いで観客を魅了した彼女も、【女優】として新たな道を歩き始めることに。舞台上では大人っぽさが際立っていた潤花さんですが、お話をしてみると、とても愉快で笑い声の絶えない楽しい方というのが判明。思わずため息がこぼれるほどの美しい写真も必見です!
一日3食食べて、7時間寝る! 観劇もたくさん行くという生活に
VOCE編集部
宝塚を退団されて、2ヵ月。今のお気持ちを聞かせてください!
潤花さん(以下、潤さん)
何だか、ワクワクドキドキな感じです(笑) こうやってお仕事も少しずつ始めさせていただいていますが、カメラマンさん、ライターさん、編集さん、メイクさんなどすべての方が「初めまして」の方というのは在団中にはなかなかなくて。とても新鮮で本当に楽しいです!
VOCE編集部
この2ヵ月はどんなふうに過ごしていましたか?
潤さん
卒業してからすぐに引っ越しをして、新たに事務所にも所属しました。ディナーショーも決まったのでその準備もしています。あとは、在団中は外部の舞台や他組の公演などをなかなか観に行けなかったので、今は時間があるときはかなり劇場に足を運んでいます。あとは睡眠時間も24時から朝の7時までと、しっかり増えました。
VOCE編集部
在団中はやはり睡眠時間は少なかったんですね。
潤さん
はい。やっぱり日によって違いましたし。卒業してからは体の調子も食生活も変わりました。現役時代はめっちゃお菓子ばかり食べてたんで(笑)。
VOCE編集部
え!!! そんなイメージはまったくありませんでした(笑)。
潤さん
辞めてからは3食きちんと食事をしています(笑) ご飯もしっかり食べてますよ。現役時代は“一日3食”という感覚がなくて、それ以上食べていましたし、お菓子を食べることも多くて。
VOCE編集部
幕間にお食事されるんでしたっけ?
潤さん
そうなんです。一幕終わるとお腹がすくので、小休憩、大休憩で食べたりすると「あれ? 一体今日は何回食べたっけ?」みたいなことになっちゃって。あの頃は、ちょこちょこお腹が空いていたんですよね。でも辞めた今は、「きちんと朝昼夜と食べて、体の内側からキレイになろう!」と頑張っています。
VOCE編集部
退団のときのお話を聞かせてください。真風涼帆さんと添い遂げ退団しようと決められたのはいつ頃ですか?
潤さん
いつ決めたとかはあまり意識していなかったのですが、真風さんの相手役を務めさせていただくことが決まったときから、「この方と最後の日までご一緒させていただきたい」という想いがすごく強かったので、それが“決心”でした。なので、真風さんから退団時期を伺ったときに「私もぜひご一緒させてください」と即答いたしました。
VOCE編集部
潤花さんにとって、真風さんはどのようなお相手でしたか?
潤さん
宝塚の中でも「トップ・オブ・トップ」と先生方から言われていた、本当にとても素敵な方です。宝塚は上級生がいて、皆さんがいろいろと教えてくださって下級生がいます。その中で、最下級生にまで、イチ舞台人、イチ役者として対等に見てくださるんです。
VOCE編集部
真風さんと潤花さんは何期離れているんでしたっけ?
潤さん
10期です。私が組替えになり、宙組の『アナスタシア』中に次の娘役トップでお相手をさせていただくことが決まり、そこからお話をさせていただくようになりましたが、最初から“ありのままでいさせてくださる方”だったんです。それは本当に真風さんの懐が大きかったんだなと、今、改めて思っています。
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真風涼帆さん、芹香斗亜さんとの思い出は?