【右】FAS ザ ブラック エッセンス 200ml ¥11550、120ml ¥7200 >>
黒米発酵液90%配合。肌が喜び、潤いとツヤが満ちる
水をほぼ使わず、90%を黒米発酵液が占める美容液ローション。天然精油からなるハーバルシトラスの香りがふわっと広がり、肌に瞬時に浸透。表面はサラすべに整い、ふっくらとしたハリと潤い、ツヤに満ちた肌に。
【左】FAS ザ ブラック クリーム 〈医薬部外品〉 80g ¥24220、50g ¥15140 >>
ふっくらつややかな肌へ導くシワ改善&美白※3クリーム
黒米発酵液を30%配合し、ナイアシンアミドや京都丹波産の黒豆ペプチド、ライスセラミドを加えて、エイジング悩みを全方位的にケア。コクがあるのにみずみずしくなじみ、ハーバルシトラスの香りで優しく包み込む。
【ビューティジャーナリスト齋藤薫さん特別寄稿】
黒米×発酵。こんな化粧品を待っていた!
ビューティジャーナリスト
齋藤薫さん
もうこれ以上化粧品は要らない……。そんな声がある中で、生まれたことにむしろ感謝したい新生ブランドがある。
コスメ市場が飽和状態になって久しい。だから正直なところ「有りがちなモノならもう要らない」……そんな空気があるのは確か。それだけに新ブランドを見る目は年々シビアになるばかり。何のためのデビューなの? 今の時代に本当に必要? でも反対に「生まれてくれてありがとう」と言いたくなるほどの新ブランドも存在する。例えばこのFAS。
なぜそう言い切れるのか? 今“化粧品の価値”は、誰が何のために作ろうとしたのか、どこでどのようにして生まれたか、すべてがそうした生い立ちや背景で判断できてしまうからなのだ。今の私たちにとって、必要なものなのかどうか、履歴書を見るだけで答えは見えているからなのである。そういう意味で、新ブランドFASは素晴らしい生い立ちを持っている。生まれるべくして生まれたという必然性を強く感じさせる。ここまでの背景を持つスキンケアなら、試すまでもなく選ぶべきと言い切っていいはずなのだ。
発酵美容は、一過性ではない、永遠の正解。でもいよいよ見えてきた、発酵コスメの中の“別格”。
一言で言えば、FASは黒米発酵スキンケア……それだけで充分なのだ。言うまでもなく、発酵スキンケアは今や主流の一つになるほどの大きなトレンド。いやトレンドでありつつ一過性ではない、スキンケアとしては永遠に残っていくはずの極めて重要なカテゴリーと言えるだろう。発酵成分には、全方位に働きかけるような不思議な力が備わっていて、今最も期待されるジャンルの一つだけに、もうそろそろ発酵モノもいろいろであることに気づくべき。例えば今年の大きなニュースとして、ある米発酵エキスが新たにシワ改善成分として公に認められた。発酵モノの中でも、米発酵にはさらなる大きな注目が集まっているのは確かなのだ。しかしFASのこれは、一般的な米発酵ではなく、あくまでも「黒米の発酵」。ましてや“既存の発酵成分配合”ではない。黒米とサッカロミセスベローナという酵母を用いたのはスキンケア史上初。一から黒米を発酵させる全く新しいチャレンジなのだ。発酵コスメの中でも未知なるジャンルを作ろうとしているわけで、それ以上に魅力的なことってあるだろうか。
栄養価抜群にして主流にならなかった不遇の古代米、黒米の潜在能力を信じた人々が10年をかけた悲願の発酵。
今、黒米が食卓に乗ることはほとんどない。でもそれを不可解に思うくらい、黒米の栄養価は高いのだ。なんと3000年前、縄文時代には食べられていた古代米は、カルシウムやマグネシウム、鉄分、ナイアシン、アントシアニンまでが豊富に含まれ、むしろポリフェノールが多すぎてわずかに苦味があるから主流として残れなかった、との説もあるほど。生命力が強く、いつの間にか白米に混ざってきてしまうことから、意図的に生産が止められた時期もあったとか。しかしそんなふうに不遇にして偉大な米を絶やしてはいけないと伝承につとめる農家もあり、京都府京丹後市にもその潜在能力を信じ、黒米復興に人生をかける人々がいた。そんな京丹後産黒米ならではの、無限のチカラを最大限に引き出すための発酵研究が始まったのは10年前のこと。しかもそこには、日本の発酵研究の第一人者が深く関わり、発酵の歴史を塗り替えるほどの先進的な黒米発酵液が生まれたのである。その過程で「比類のないエイジングケアを作りたい」との情熱をもつオーガニックコスメの新勢力シロクとの出合いがあり、類まれなるこだわりの結晶、FAS誕生となったのだ。
もはや説明のいらない黒米発酵美容の魅力と実力。それは、ミステリアスなまでの地球の天恵、その真髄。
そして発酵もまた、古代から続く人間の知恵。微生物の生命活動という、この上なく神秘的な自然界の営みである発酵に、謙虚なまでに誠実に力を借りながらも、目的を定めて最大級の効果を引き出そうと考えた。“2段階発酵”によって、京丹後の黒米発酵液は、驚くなかれ結果として「738種類もの成分」をその一滴一滴に凝縮させてしまったのだ。いや厳密に言えばそれも現時点の数にすぎない。研究を進めるにつれその数はこの先もどんどん増えていくのだろう。優れた発酵成分とはそういうもの。黒米自体にめざましいパワーが潜んでいたのだろう。発酵との掛け算はまさに地球の贈り物。それぞれのスペシャリストが集結した黒米発酵は、その真髄と言えるのではないだろうか。だからFASには生まれながらにミステリアスなオーラが備わっている。738種のとてつもない効果の結晶をそのまま化粧品にしたから、ラインナップはここまでシンプル。化粧水は90%が黒米発酵液という設計……これ以上、何の説明がいるだろうか? 私たちはこんな化粧品を待っていたのだ。
【FAS井上さん×VOCE両編集長座談会】新ブランドFASの誕生秘話に迫る!
FASブランドマネージャー
井上みなみさん
N organicの立ち上げから関わり、2020年には「大人の肌にずっと寄り添い続ける製品を」との熱い思いからFASのプロジェクトを始動。
VOCE編集長
遠藤友子
“読者第一主義”で積極的に読者と交流を持ち、ニーズを常に把握。化粧品の成り立ちや処方への関心が強くジャーナリズム精神があふれる。
VOCEウェブサイト編集長
三好さやか
SNSも積極的に使いこなす名物編集長であり、トレンドに精通。敏感肌でありながら、話題のコスメを試さずにはいられない美容ヲタでもある。
先端の発酵技術だから実現! 成分数はより多く、刺激は少なく
遠藤
まず、こんなにもたくさんの化粧品がある中で、新しいブランドを立ち上げようと思ったきっかけを教えてください!
井上
スキンケアが私たちの生活に深く入り込んでいる中で、美容感度の高い方たちにもサプライズがある製品を作りたいというのがベース。私自身が30代に入り、年齢を重ねて変わりゆく肌悩みにずっと対応してくれる製品が欲しいなというのもありました。そう考えたときに、保湿だけではなく、多様なエイジングケア効果を秘めた黒米発酵液に辿り着いたんです。
三好
発酵コスメはVOCE読者も大好きなカテゴリー。ロングセラーも多くありますが、その中でFASならではの魅力は?
井上
やはりメイン成分である黒米発酵液※1です。京丹後の黒米を特別な酵母で、温度や時間をコントロールして発酵させた独自の黒米発酵液です。さまざまなものの発酵を試す中で、特にアントシアニンが豊富な黒米は殻が硬くて、発酵させるのが難しかったんです。でも、だからこそ、酵母が頑張って代謝を行うため、多種多様な成分が含まれていることがわかり、これだ!と。
遠藤
発酵させるのに用いた酵母は、アルコールをほぼ作らないものを選んだというのも、ユニークだと思いました。
井上
発酵によって生まれるアルコールが刺激になる方がいて、実際、私も肌が弱くてピリついた経験があって、そこからこの酵母に行き着きました。また、発酵時間が長くなると肌への有用性が高くなる反面、pH値が低くなり、それが刺激になることも。なので、効果は高くても安心して使える絶妙なバランスを追求。実際、敏感肌の方のパッチテストでもクリアしました。
738種もの成分を含有! 先進の解析技術で科学的に裏付け
三好
この黒米発酵液には738種もの成分が含まれていると聞き、かなり驚きましたが、これって多いですよね?
井上
私たちも当初は123種しか確認できていなかったんですが、最近、解析手法の進化により、738種も含まれていることがわかったんです! そのため、パッケージの初回生産分には間に合わず、表記は約100種に(笑)。
三好
そんなスピード感で解析技術も進化しているんですね。ということは、もっと多くの成分が確認される可能性も?
井上
はい、まだ何かは特定できていないのですが、ほかにも1000種以上の成分が含まれていることがわかっていて、今後も解明していき、製品作りに反映させたいと思ってます。現時点でもビタミン、ポリフェノール、ペプチドなどが豊富に含まれているのがわかっており、しかも超低分子でサイズもさまざまなんです。
遠藤
肌のいろんな層※2に届いて多彩な働きが期待できるんですね。
“成分偏食”の時代だからこそ多様な成分で効く肌の土台をつくる
井上
FASの化粧水の90%がこの黒米発酵液※1で、水はほぼ使わず、残りは防腐効果もある植物由来の保湿成分と香料。クリームも水の代わりに黒米発酵液を使っていて30%を占めます。香料をなくすともう少し増やせるんですが……。
遠藤
イヤイヤ、この深呼吸したくなる香りはマストですよ!
井上
多くの人に使ってほしいと思い、ハーバルに和テイストを合わせた親しみやすい香りを天然精油で目指しました。
遠藤
“成分偏食”という問題提起をされたのも興味深かったです。実際、レチノールやビタミンCなどの成分を深掘りして使うのを楽しむ人が増えていますが、偏食と言われてハッとしました。
井上
ひとりひとり必要なものは違うし、肌も層によって欲している成分が違うからこそ、偏った成分でキレイになるのは難しいと考えています。一方でバランスよく多様な成分を与えて土台ができていれば、それらの成分もより効くようになるのです。
三好
ずっと思っていたんですけど……、井上さんの肌って、つるんとして肌の奥からはね返ってきたような光がスゴイ!
井上
ありがとうございます! もともと日焼けをしていた黒歴史があるうえ(笑)、肌荒れしやすい肌質だったんですけど、褒めていただけてうれしいです。
遠藤
高め安定で透明感にあふれる、まさにVOCE読者が憧れる肌。FASの説得力が増しますね。多種多様な成分をバランスよく与えることが肌の安定につながるというのも納得だし、低刺激で多くの人にマッチするというのは進化した発酵のなせるワザですね。
三好
発酵と聞くと、昔からあるし、シンプルなものと考えがちだけど、発酵させる素材や酵母の組み合わせで無限の可能性を秘めている、と改めて。日本人として誇れるものであり、もっと深掘りしていきたいと思いました。これからも期待してます!
美のプロたちもFASの黒米発酵液※1でケアを実践中!
新しい発酵技術で新しく生まれたFASを、ひと足先に手にしたスペシャリストたちがレポート。数多のコスメを試し尽くす彼女たちが感じた期待感や魅力を語っていただきました!
発酵由来成分による想像を超えるドラマチックな体験!
ビューティエディター 安倍佐和子さん
胸が高鳴ったのは、自分の中のまだ見ぬ“きれいの可能性”が引き出せるのではないかという思いから。深い潤いで満たされ、肌と心が歓喜するのと同時に、ハリやツヤ、透明感がぐんぐん引き出されていく……。そんな期待とともに洗練された香りも合わさり、モチベーションがアップ。肌のパフォーマンスを高めたい人に使ってほしい
何かいいことが起きそうという期待に心が沸き立つ!
トータルビューティアドバイザー 水井真理子さん
大人のエイジングケアには偏りなく栄養を届けることを優先させる。これが結果への近道になることを再確認させてくれたFAS。みずみずしいのに肌にのせるとふっくらと包み込んでくれる化粧水とじっくりと効かせるようになじんでいくクリーム。肌の透明感、キメ、ツヤ、ハリ感が毎日のケアで重なっていくのを楽しんでいます
大人の肌を安心して託せる洗練を体現した新ブランド
ビューティライター 中川知春さん
インテリアになじむシックでスタイリッシュなルックス、どんな肌状態でも使いやすいクセのないテクスチャーで、美しくなるアクションに性差の壁はないというスタンスも今の時代にぴったり。スキンケアとしての実力にも優れ、シンプルな2ステップで乾燥やシワっぽさなどさまざまな肌悩みをまるっとケアしてくれるのが頼もしい!
初めて出合う浸透感や満足度の高い手応えに夢中
ビューティライター 小池菜奈子さん
オリジナルの成分・黒米発酵液と、そのパワーを引き出す処方はもちろん、使い心地もかなり魅力的。化粧水は肌当たりがとてもまろやかで2度、3度と重ねてもあっという間に肌に収まるちょっと驚くような浸透感。そこにコクのあるクリームを重ねると、乾燥が気になる肌もふっくらプリッと! この肌感に、使うたびときめいています
※1 サッカロミセス/コメ発酵液(保湿成分)
※2 年齢に応じて潤いを与えるケア
※3 メラニンの生成を抑え、シミ・ソバカスを防ぐ
SHOP INFORMATION
FASのSHOPで黒米発酵液の魅力に触れてみて!
FAS 伊勢丹新宿店POP UP SHOP
東京新宿で期間限定のPOP UP SHOP
期間は9月27日〜10月3日。全国発売に先駆け、FASの世界観を堪能し、いち早く体験できるスポットが登場。
・住所:東京都新宿区新宿3-14-1 伊勢丹新宿店 本館1階 化粧品/プロモーション
・営業時間:10:00〜20:00
・休:伊勢丹新宿店に準じる
FAS 京都東山本店
FASの旗艦店は黒米の産地、京都に
この地に所縁のある素材を用い、歴史ある一軒家をリノベした旗艦店は10月6日オープン。1階には発酵食や黒米を楽しめる食堂も。
・住所:京都府京都市左京区鹿ヶ谷下宮ノ前町3
・営業時間:11:00〜18:00
・休:火・水、年末年始
提供/シロク
0120・150・508(9:00~18:00/土・日・祝日を除く)
https://fas-jp.com/
撮影/渡邉宏基(LATERNE) 取材・文/齋藤薫、楢﨑裕美 構成/鬼木朋子
Edited by VOCE編集部
公開日:
この記事に登場したコスメ(2件)