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「メシマズ」とは?
「作るメシがマズイ」の意。ネットの世界では「味が極端にマズイ」「見た目も味もひどい」など、激しいものを指すことが多いですが、この連載では「料理歴はそこそこあるのに味が微妙・たまに成功するけれど、だいたいおいしくない」といった意味で使用しています。
【登場人物】
教えてくれるのは…
料理研究家
小田真規子さん
著書やテレビ出演多数! 長年第一線で活躍しているプロ中のプロ。料理初心者にも寄り添ってくれる、手取り足取りなレシピに定評あり。
教わるのは…
エディター オギ
料理歴は大学時代から一応10年以上の独身アラサーエディター。健康や美容に興味はあるが、基本ズボラ。
鶏ムネ肉、焼くとパサつきそうだから、茹でてばっかりです
小田先生
今回は、パサパサしやすいイメージのある「鶏ムネ肉」をこんがり焼いて、ソテーを作っていきましょう。
オギ
前回の「鶏モモ肉のソテー」は、先生に教わった手順を家で再現してみたら、皮パリパリ&きれいな焼き色で、かなり満足のいく仕上がりになりました! でも、鶏ムネ肉はどう考えてもパサパサになる予感しかしません。
小田先生
モモ・ふくらはぎ・足首と3つの部位からなる鶏モモ肉と違い、鶏ムネ肉は大きいので筋の方向は3つに分かれますが、大まかには胸の一部位のみ。脂肪が少なくヘルシーな一方、味も淡泊です。加工の段階で皮も落ちてしまいやすいので、余計にパサパサしやすいし、味付けしても単調になりやすいんです。
オギ
どうしても焼くとパサパサになるイメージがあって、いつも「ムネ肉・しっとり」でググって、茹で鶏ばかり作ってました。
小田先生
鶏ムネ肉は低カロリー・高たんぱくで、お値段もリーズナブル。抗酸化や疲労回復に効果があるといわれるイミダペプチドという成分もたっぷり含まれています。パサパサしやすいという弱点を補うコツさえつかめば、ジューシーで美容にも嬉しい鶏ムネ肉のソテーが楽しめますよ。
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鶏ムネ肉を焼いてみよう!