教えてくれたのは…
ヘア&メイクアップアーティスト
石川 ユウキさん
今回の質問:「ハイライトの入れ方とおすすめ品を教えてほしい!」
2つの質感のハイライトを組み合わせると簡単&美しい!
VOCE編集部
ハイライトについて悩んでいる人が多いんですよね。なんとなく塗っているけれど、入れた意味があるのかよくわからない、かといって光らせすぎるのは避けたい、自分に合うアイテムがわからないなど、いろいろな声があるんです。
石川 ユウキさん(以下、石川さん)
光の演出って、実はすごく難しいんですよ。やりすぎると作為感が出やすいし、上品さも損なわれてしまいます。
VOCE編集部
そうなんですね……。ズバリ教えてほしいです! ハイライトを使いこなす極意とは?
石川さん
違う質感のハイライト2つを使うことです。
VOCE編集部
ハイライト2つも使うのかあ〜。そっちの方がハードル高くないですか? どうせなら1つで済ませたいって思っちゃいます……。
石川さん
ハイライトが苦手な人は、どれくらいの量を、どの範囲に塗るのかっていうさじ加減で迷いやすいと思うんです。
そもそも、ハイライトは顔の立体感をキレイに見せるためのもの。自分の顔立ちに合う立体感を見つけるには、細かく調整できた方がいいんですよね。
VOCE編集部
2つの質感を取り入れると調整がしやすくなるんですか?
石川さん
はい。1個の質感でやろうとすると、どうしてもやり過ぎ感が出やすくなるんです。濡れツヤ系を広くのせてテカリっぽく見えてしまったり、逆に、マット系ハイライトをドカンと塗ってカサついた感じになったり。
VOCE編集部
どっちも“あるある”かも。確かに1つのハイライトで仕上げる方がハードルが高そうですね。石川さんオススメのハイライトの入れ方を教えてください!
石川さん
ポイントは、広い範囲にのせるハイライトと狭い範囲にのせるハイライトで質感を分けること。
VOCE編集部
それぞれ、どんな質感を選べばいいですか?
石川さん
額・Cゾーン・あご先・鼻筋といった比較的広い範囲には、光沢感があまりない、ナチュラルにつやめくタイプを使うといいですよ。アイテムはセザンヌやエクセルがオススメ!
VOCE編集部
プチプラアイテムは嬉しい!
石川さん
次に狭い範囲に濡れツヤ質感のハイライトをのせましょう。頬骨の高い位置と鼻先に、トントンと指で軽く叩きこんでください。
VOCE編集部
濡れツヤ感を出すなら、クリームっぽいテクスチャーが適任ですよね。石川さんのオススメは?
石川さん
やっぱりシャネルのスティックハイライトですね。今年発売されたラベンダーカラーなら、透明感も出せますよ。あとはSUQQU、rms beautyもすごくキレイ。
VOCE編集部
範囲とアイテムはわかりましたが、どれくらいの量をのせるといいでしょうか? 自然光でメイクするべきか、照明の下でメイクすべきかも迷いどころです。
石川さん
照明の下で、鏡から少し離れて顔全体のバランスを見ながらメイクするのがいいですね。ハイライトを肌にのせてから顔を少し振ってみてください。顔を動かしたときにつやめきがほのかに感じられればOKです。
VOCE編集部
顔を動かしてチェックするっていうのが大事ですね! 無表情で動きがない状態で白光りしていると、「ハイライト入れました」って感じに見えちゃいますよね。
石川さん
2つの質感を使うことで、自然なメリハリが出せるし小顔にも見えます。そうなるとアイメイクもより際立ちますよ。ぜひ一度トライしてみてください!
イラスト/石川ユウキ 取材・文/根笹美由紀
Edited by 西村 美名子
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