完全無欠の美肌の秘訣は成分重視の“攻め”美容
皮膚の変態/美容研究家
大野真理子さん
43歳。自らを「皮膚の変態」と呼ぶほどの美容マニア。その知識は業界屈指で彼女を師と仰ぐ著名人も多い。ビタホリックCをはじめ、プロデュースアイテムは売り切れ続出の人気ぶり。
とにかく角質ためないケアでヘルシーなツヤ肌を実現
スキンケア研究家
三上大進さん
32歳。外資系コスメブランド勤務を経てフリーに。2021年、皮膚科医監修のスキンケアブランド「dr365」をリリース。毛穴まわりの悩みに特化した製品のクオリティは美のプロも納得!
曇りなき透明美肌をコツコツ美容で守り抜く
コスメディレクター
藤井明子さん
42歳。モデルとして活躍する傍ら、インスタグラムでの発信が注目を集める。驚異の透明肌がそのクオリティを証明する自身のブランド「ファチュイテ」はベスコス入りするほどの人気。
【絶対焼かない!】UV対策
「紫外線は夏老けのもと! 絶対に防がないとダメ」と3人が揃ってその重要性を語っていたのがUVケア。大事なのは、SPF値が高い日焼け止めを選ぶだけでなく、紫外線を効率的かつ徹底的に防ぐ工夫をすること。
大野さん
肌老化の原因の80%は紫外線。UV対策しないなんてあり得ない!
三上さん
紫外線の中でもUVーAは真皮のコラーゲンやエラスチンまでダメージを与えるので、ハリが失われてたるみの原因にもなり、ターンオーバーも乱れてくすみやシミを引き起すことも。夏老けが加速するんですよね。
藤井さん
ホント、紫外線って怖っ! だけど逆に考えたら、何も対策しなければ10年経ったら10歳老化しちゃうけど、きっちりUV対策すれば2歳しか老けないってこと。希望しかないですよね。私は太陽が出てる間は紫外線に隙を見せないことにこだわってます。日焼け止めを365日塗るのは当たり前、自宅の窓にはUVカットフィルム、日中もこまめな塗り直し、そしてどんなに暑くても長袖長ズボン、を徹底。
◆紫外線に隙を見せない
肌が乾燥しているとUV効果がきちんと発揮されないので朝のケアは抜かりなく! 塗り直しをこまめにするほか、屋外では肌の露出を極限まで少なくしています。
藤井明子さん
「紫外線をブロックしつつ潤いをチャージできる日中用乳液を、UVを塗る前に投入。クッションUVは外気にさらされた肌に使うので、常に洗い替え用のパフを3〜4個用意しておいて、1日使ったら必ず取り替えます」
三上さん
一緒にハワイに行ったときでさえそうだったもんね。藤子が長袖以外を着てるところ、見たことない。
藤井さん
直射日光に当たらない方が暑くないし、慣れちゃえば平気ですよ。
大野さん
物理的に紫外線を遮ることって大事。私も夏場に屋外に出るときは、不審者レベルの完全装備。帽子、手袋、首まで隠せる「ヤケーヌ」などなど、肌の露出を極限まで抑えてるから。
三上さん
あれは不審者レベル(笑)。
大野さん
一瞬の油断が一生のシミなの! 藤子ちゃんと一緒で、リゾートでも肌は出しません。プールサイドでビキニでドヤることを諦めた代わりに、私は透明感を手に入れているのです。
◆一瞬の油断が一生のシミ
全身抜かりなく紫外線から守るには、1つの手段だけではダメ。紫外線防止効果のあるデイクリームとUVを重ねて帽子や手袋などで物理的にも紫外線をブロック。
大野真理子さん
「屋外で過ごす時間が長い日はヤケーヌのほか、芦屋ロサブランの帽子やラルフローレンの日傘も愛用してます」
藤井さん
私たち、南国に行くと必ずまわりに「楽しい?」って聞かれちゃうもんね。いや、めっちゃ満喫してるから!
三上さん
私は半袖が好きなので二人に比べると肌は露出していますが、サングラスは普段から欠かしません! 目の角膜が紫外線を吸収すると、脳からメラニン色素が作られる指令が出るんです。それが目周りのシミの原因になってしまうことも。サングラスはただレンズに色が付いているものよりも、「紫外線透過率1.0%以下」と記載されているものを私はなるべく選ぶようにしています。
◆“3つの前”のUV対策で完全ブロック!
日焼け止めは(1)朝の出勤“前”、(2)昼休憩の外出“前”、(3)帰宅の“前”の3回。汗で落ちてからではなく、常に塗布しておいて汗と紫外線のWのダメージから防御!
三上大進さん
「UVの前にはプチプラのサラサラ系とデパコスのリッチ系ローションの2本使いでしっかり肌の土台を整え、飲む日焼け止めを服用。塗り直しは昼と夕方。ストレスフリーなポーチインサイズのミストUVを愛用」
大野さん
日焼け止めをしっかり塗るのは当然として、日焼け止め機能のあるものを重ね塗りして強い膜にすることも必須。この時季はデイクリームをSPF入りのものにスイッチして、さらに日焼け止めを重ね、その上に化粧下地とファンデと、とにかく層を厚くする。
藤井さん
それ大事! 1層ではやはり、心もとない。汗をかいたり、こすれて日焼け止めが落ちることもあるし。
三上さん
そして塗り直すこと! 持ち歩きやすいサイズ、重ねやすい使用感のものを選びます。飲む透明感サプリやビタミンCを焼ける前にしっかり飲んで、体の中からも対策します。
撮影/榊原裕一 ヘアメイク/岩出奈緒(大野さん)、ナディア(藤井さん、三上さん) 取材・文/中川知春
Edited by 松本 薫
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