梅毒以外に増えている性感染症にはどんなものがありますか?
「梅毒以外の性感染症では、クラミジア、淋病、ヘルペスなども増えています。性感染症は1つに感染していると、ほかのものにも感染していることがあります。気になる症状があったら早めに受診を。パートナーと一緒に治療をすることも大切です」(宋先生)それぞれの病気の特徴は以下をチェック。
最近増えている性感染症
■クラミジア
おりものの量が増えたり、水溶性のおりものが出たり、下腹部痛が起きたりすることがあるが、自覚症状がない場合もある。放置すると不妊の原因になることがある。抗菌剤の服用で治療。1回の服用で治ることが多い。
■淋病
膿のようなおりものが出たり、不正出血、下腹部痛、排尿時の痛みなどの症状が出ることがあるが、女性の場合は無症状のことも多いので、気づかないことも。放置すると不妊の原因にも。抗生物質の注射で治療。1回の注射で治ることが多い。
■性器ヘルペス
デリケートゾーンに口内炎のような潰瘍ができる。このとき、かゆみや、激しい痛みが起きることが多く、排尿や歩行が困難になることも。抗ウイルス薬の服用で治療。塗り薬を用いることもある。
性感染症を防ぐにはどうすればいい?
「性感染症は粘膜の接触によって感染するので、セックスのときに必ずコンドームを使うようにしましょう。それから、セックスするパートナーの数を減らすことです。ただ、セックスパートナーが1人だとしても、その相手が感染していたら感染してしまいます。ですから、セックスをする=病気に感染する可能性があるということを認識して、積極的に婦人科で検査を受けることです。それが結果的に自分の身を守ることにつながります」(宋先生)
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取材・文/和田美穂
Edited by 沈 晨棟
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