新しい役との出会いはメイクも含めとても楽しみにしていました。
美夢
現役時代、美容でこだわっていたことはありますか?
千海さん
そうですね。下級生時代はとにかく男役らしくなりたくて、目をすごくつり目に描いたり、眉毛を凛々しく太く描いたりしていましたが、私の顔には合っていないし無理している感が否めなかったですね。当時は必死でやっていたのですが(笑)。
美夢
その時代、知っています(笑)。
千海さん
龍真咲さんのコンサートに出演させていただいたときに、メイク監修でヘア&メイクアップアーティストのCHIHARUさんがついてくださったんです。メイク講習などもあって、そこで私のすべてが変わりました。
美夢
どんなことを学びましたか?
千海さん
CHIHARUさんも男役をされていたので、女性が男らしく見えるにはどうしたら良いかということをすごく教えていただきました。自分の顔に嘘をつかず、骨格を活かして、ちょっと目の錯覚を入れるというプロの技を教えていただいて、もう目からウロコとはこのことか!という感じでした。
美夢
私も現役時代にCHIHARUさんの技を目の当たりにした時、メイクって魔法みたいだなって思いました。
千海さん
そうですよね。それまでは自分の顔に足して、足してというやり方でしたが、引き算しなきゃいけない部分もあるということを知り、より自分の顔を研究するようになりましたね。もともとメイクは大好きだったので、どんどん楽しくなっていきました。
美夢
楽しむ心が大事です!
千海さん
役によってメイクを変えることもすごく楽しくて、新しい役との出会いはメイクも含めとても楽しみにしていました。
次ページ
一番メイクにこだわった役は?
この記事に登場したコスメ(1件)