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悪玉菌が増える原因【3】「運動不足・睡眠不足」
宮本先生
運動不足になると、食べ物の栄養を吸収しスムーズな排泄を促すために欠かせない、腸のぜん動運動の働きが鈍くなってしまいます。ぜん動運動が鈍くなると便秘を引き起こし、腸内に悪玉菌を増やしてしまうことにつながります。腸内環境は夜間にリセットされるので、寝る時間が遅い、十分な睡眠が取れていない人も、ガスだまりが起こりやすくなるでしょう。
対策法:少しずつでも生活習慣の見直しを!
宮本先生
適度な運動、例えば軽いウォーキングなどを生活に取り入れるのがいいでしょう。腸のぜん動運動を促すことで、ガスだまりが発生しづらい腸内環境に整えていくことができます。
また、腸内環境リセットのゴールデンタイムは大体22時から深夜2時の間とされていて、この間に熟睡できるかどうかが大きなポイント。なるべく夕食は21時までに摂るよう心がけ、安眠を妨げる「寝る前のスマホ」もやめるとなおよしです。
悪玉菌が増える原因【4】「慢性的なストレス」
宮本先生
ストレスを感じると交感神経が優位になって、胃腸の動きが悪くなります。ガスだまりを訴える患者さんの中には、仕事に育児にと忙しい30〜40代の女性が多い傾向にあります。慢性的なストレスにさらされると、腸内フローラが乱れてガスを発生させる悪玉菌が増えたり、消化力を低下させることにつながります。
対策法:リラックス習慣とサプリでストレス軽減を!
宮本先生
ストレスを溜め込まないのが一番ですが、なかなか難しい人もいるかもしれません。ストレスをすぐ発散することができなくても、寝る前に5分だけでも瞑想してみる、シャワーではなくお風呂に入ってリラックスするなど、小さなストレス対策を積み重ねてみましょう。サプリなら、GABAやビタミンCがストレス軽減におすすめです。
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イラスト/本田佳世 取材・文/金澤英恵
Edited by 西村 美名子
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