「12期は先輩と後輩どちらとも近い中間管理職的立場」by羽賀朱音
──グループを支える中堅メンバーとして心がけていることを教えてください
野中美希さん「中堅でなくてもそうだと思うのですが、タイミングを大切にすることです。全体の状況をみて、しかるべきタイミングで手を差しのべたり発言したり。先輩後輩、両方の感情と空気を読んでそのバランスを担うのが重要だと思っています」
牧野真莉愛さん「プライベートの充実とお仕事の充実！ ファンのみなさんはご存じの通り、プライベートはほぼ野球ですが、たとえば今年の２月にキャンプに行ったときにもスポーツ新聞さんが“モーニング娘。’23の牧野真莉愛がキャンプに来てる”っていろいろな記事にのせてくださって。“今週は○○でコンサートがあり、写真集も発売中”とまで書いてくださることも！ 中堅メンバーだからというわけではないのですが、モーニング娘。の名前をプライベートでも宣伝できるのがうれしいし、ファイターズの試合を観に行くのも大事だなって思ってます」
羽賀朱音さん「とにかくメンバーを俯瞰で見ること。もちろん、グループをみんなでつくりあげるのは大前提ですが、“グループ全体のこと”は先輩方が私たちの意見も交えながら引っ張ってくださるので、私はメンタルケア要員じゃないですけど、“メンバー一人一人”を見て細かい部分をサポートできたらうれしいです。先輩と後輩どちらとも近い中間管理職的立場なので、それができるのも12期の役割。みんなの聞き役になるのを心がけて、話しやすい人でいたいと思っています」
「グループにとって必要な行動ができる“選球眼”も大切だから鍛えたい」by牧野真莉愛
──いつかグループをまとめる立場になることを見据えて鍛えておきたいことはありますか？
野中美希さん「何事にももっと柔軟に対応できるようになること。私は結構理論派なところがあるので、今こう発言したら、この後どうなるかなとか、頭を回転させて先へ先へと分析しすぎる癖があって。考え過ぎちゃう結果、何も言えなくなることも多々。もう少し頭を柔らかくして何事にも柔軟に対応していきたい。そういう面でも真莉愛やあかねちんのバランス力とか対応力を見習っています」
牧野真莉愛さん「ずばり“選球眼”です！ もちろん、野球のストライクゾーンを見極めるということではないですが、譜久村さんは新メンバーが加入すると、近くにいても遠くにいても必ず目を配っていて、ダンスの練習中も鏡越しで新メンバーが困っていないか、いつも見ていてくれます。周りの状況をしっかり把握してグループにとって必要な行動ができる“選球眼”が大切だと思うので、もっと鍛えていきたいです」
羽賀朱音さん「自分の意見を伝えること。どこまでが言っていいことで、どこまでがダメかとか、私が言うべきことでもないのかなとか、境目がわからなくて、何も言わないことも多かったのですが、どんどん後輩が増えて年上になってきたので、グループのためにも言わなきゃいけないことは自分の中に留めず、意見を言っていかないとと思っています」
──12期の一番の思い出は？
野中美希さん「これまでもいろんな悩みを相談してきたのは同期なので、お悩み相談のシーンが思い浮かびます。直近だと、教育係としてどう対応したらいいか悩んだときのこと。私は16期の櫻井梨央ちゃんの教育係をしていて、教育する上でメンバー全員に情報を共有し、グループ全体を巻き込んで見える方向を同じにすることを大切にしているのですが、あるとき、メンバー内で違う意見が出て。どう対応するか迷ったときに２人に相談しました。２人ともバランス力が優れているし、考え方が柔軟なので、とても助けられています」
牧野真莉愛さん「たくさんあるんですけど、すごい好きな写真があって。加入が決まって新メンバーのお披露目で着るワンピースを選んでたときに撮った写真なんですけど、背の順に４人で並んでるんです（笑） あかねちんが一番背が低かったし、全員緊張していて笑ってないし、超ぎこちない顔で突っ立ってるのが可愛くて。加入して５年目くらい（？）に当時のマネージャーさんに“12期が初めて撮った集合写真ですよ”って写真をいただいて、今見てもあのときの気持ちや空気感がすぐに蘇ってくる、思い出の一枚です」
羽賀朱音さん「2018年に４人で行った焼き肉。あれ以来４人で集まれていないのがまた12期らしいな～と思います。楽屋では３人でたわいもない話で盛り上がることが多いです。12期はあまり仲良くないって思われがちですが、そんなことないですよ！ でも、次に４人で集まるのは来年（加入10年のタイミング）だと思います（笑）」
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同期はどんな存在？
