教えてくれたのは…
ヘアメイク
河嶋 希さん
モデルから絶大な支持を得る人気ヘアメイク。ニュアンスの天才と呼ばれる河嶋さんのヘアの極意が詰まった著書『河嶋希 ヘア本』(双葉社)も好評発売中。
ニュアンスおくれ毛
「だらしなおくれ毛/キッチリしすぎ」をチェンジ!
バランスの取り方が難しいおくれ毛だけど、コツさえ覚えてしまえば実は簡単。そのコツというのが、前髪~えり足までおくれ毛を途切れさせないこと。正面からだけじゃなく、横や後ろからの目線も意識しておくれ毛をつくるのが成功の秘訣。
1.ローポニーをつくって手で持ち、5ヵ所から毛束を引き出す
髪をまとめて片手で持ち、前髪の終わり、もみあげ、耳後ろ、耳後ろとえり足の中間、えり足の角の5ヵ所からおくれ毛を出す。毛束を1本ずつ引き出し、それを2~3束に裂く。
2.輪っかのおだんごをつくりアイロンで毛先を“すべらせ巻き”
おくれ毛を出し終えたら、まとめておいた髪をゴムで結んで輪っか状のおだんごにする。おくれ毛は、ところどころ32㎜のアイロンですべらせるようにゆるくカールをつけて。
【ヘアアイロン】
繊細なゆるカールをすばやくクセづけ
プロ仕様で巻きやすさ抜群。
3.ファイバーワックスを少量とって毛束に“こすりづけ”
おくれ毛がピンッとしていると抜け感が出ないので、動きをつけられるファイバーワックスでニュアンスをプラス。指先でこするようにつけるのが、ほどよい動きを足すコツ。
【ファイバーワックス】
髪の動きや質感を思いのままにメイク
くしゃっとした質感を演出。
前髪とおだんごをおくれ毛でつないで全体にまとまり感を
後ろでひとつ結びやおだんごにする時、顔まわりにだけおくれ毛があると前と後ろが分断したような印象に。後ろ側にもおくれ毛を出すことで、スタイルのまとまり感がUP。
全方位計算ずくなのに無造作で抜け感たっぷり
撮影/峠雄三(人物)、伊藤泰寛(静物) ヘアメイク/河嶋希(io) スタイリング/程野祐子 モデル/甲斐まりか 取材・文/宮下弘江 構成/佐野桐子
Edited by 佐野 桐子
公開日:
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