【くすみ・クマ・シワ】30代のためのアイケアアイテム9選

友利先生

20代の解剖学的な要因に加えて、40代ほど深刻ではないけど、30代は確実にエイジングの影響が出てくる分かれ道。ここで本気で向き合うか、向き合わないかで、この先に大きな違いが出てくるんです。ちなみに、皆さんアイメイクって専用リムーバーで落としてます？

並原

ごめんなさい、使ってません（汗）。

友利先生

全顔用クレンジングでも摩擦なくオフできればOKで、ゴシゴシとやっていたらダメ。肌や唇などほかのパーツよりも微弱の力で優しく、が鉄則です。専用リムーバーを私が推す理由は、コットンに含ませて軽く押さえるだけで、メイクがじゅわっと浮き上がってオフできるから。コットンをすべらせる必要がないから摩擦がないんです。

友利先生

それでも20代のうちは、ゴシゴシして摩擦を起こしても影響は出てこない。でも、30代になると、摩擦によって炎症がくすぶり続け、その結果、少しずつ色素沈着が出てきて、目まわりがくすんで見えたり、クマが目立ったりしてくる。

友利先生

なので、30代はしっかりと保湿して、摩擦や乾燥の影響を防ぎながら、くすみや色素沈着グマが気になるなら、ブライトニング効果のあるアイケアをぜひ。ちなみに摩擦の影響って、色素沈着だけではなく、目元の薄い皮膚がのびてしまうことで、まぶたがたるむ原因にも。

友利先生

将来的にたるませないためにも、ゴシゴシこすらないことが大事。アレルギーなどで目をこするクセがある人は要注意。たとえば病院で薬をもらってもかゆみが2〜3日でおさまると塗るのをやめてしまう人がいますが、それでは炎症が肌の奥で残っていて、またすぐにぶり返してしまう。そうやってこすっていると、色素沈着やたるみにつながるので、しっかり治すようにしましょう。セルフケアでは、やっぱり保湿が大事。潤してバリア機能をキープすることで、乾燥などでゆらいでかゆみが出るのを防げますし、皮膚を薄くしないという点でも欠かせません。

友利先生

眼精疲労は、ピントが合わなくなるとよくいいますが、それだけではなくてドライアイや血行不良にもなるため、くすんで見える可能性はあります。なので、ここでもインナーケアを。血行不良に加えて、目の筋肉にアプローチしたり、栄養を与えるようなサプリが◎。目が乾くなら、粘膜の乾燥を防ぐビタミンAがオススメです。

中田

私が30代の頃は、目尻にシワが出始めて、それこそ深刻に悩んでいたけど、並原は？

友利先生

そう思うきっかけがあったんですか？

友利先生

自分で写真を撮るときって、いわゆるキメ顔だったり、よく見える角度を意識しますもんね。だから、自分ではなかなかわかりづらくて、やはり写真を見て気づくことはありますよね。でも、笑ったときだけにできるなら、それはまだまだ定着していないシワ。人間って、シワがまったくないと不自然。なので、笑ったときの表情ジワはあって問題ないけど、それを定着させないことが、30代にとっての課題。レチノールなど、シワ改善効果が認められている成分を含むアイケアを取り入れていくといいと思います。

友利先生

はい。ただ、新しいものに飛びつくというのは全然アリです。というのも目まわりの研究や、効かせるためにどう届けるかという研究は物凄く進化していて、各社、それに対応するものを作ってきているため、一番最新のアイケアを選ぶのはいいと思いますよ。そして、並原さんは、目尻だけではなく、必ず眉間にも塗ってくださいね。

友利先生

はい、思っている以上だと思います。目尻と違って眉間に入るシワは、怖い印象を与えることがあるので、要注意。どんな表情のときに、どういうシワが入るかチェックするだけで意識できるので、ぜひ確かめてみてくださいね。

友利先生

マストではもちろんありませんが、くすみが気になるなら、光治療を取り入れてみるのもあり。また、注入系に抵抗がなければ、シワの定着予防にボトックスを打ち始めてもいいと思います。ボトックスを打つと、表情が硬く不自然に見えそうと思うかもしれませんが、その効かせるレベルはコントロール可能。実は今、私は額に打ってますが、まったくシワが入らないわけではなく、シワが入りにくい程度。

友利先生

こうやって調整して打つことは可能なので、クリニックで「自然に見せたいから、ガチガチに打ちたくない」と相談してみてくださいね。