乃木坂46に5期生として加入後すぐに人気を博した井上和さんですが、彼女にもメイクに対する迷いがあったそう。そこでヘアメイクの千吉良恵子さんが、コンプレックスを魅力に変える正しいメイクのコツを伝授します。顔の印象を左右しそうで難しい眉の太さの正解は？という悩みをプロが解決！
＼ 2023最新の夏新色コスメ・メイク情報をお届け！ ／
教えてくれたのは…
ヘア＆メイクアップアーティスト
千吉良恵子さん
「眉の太さの正解がわからない。顔の印象を左右しそうで難しい！」
コンプレックスを“知る”ことが大事。その素材が魅力になることもある
井上さん
眉の正解がわからなくて。本当はこの1.2倍の太さがあるんです（笑）。存在感があって、そのよさはあると思うけど、何もしないと清潔感がなくなる気が。細めの方がいいかなと思い、今は細めにしてます。
千吉良さん
なるほど。実は、多くの女優さんが、「眉は表情をつくるのに重要」とあえて整えてないほど印象を左右するパーツ。整えると確かに洗練度は増しますが、整えすぎないほうが本来のピュアさが自然に際立つんです。私的には、その眉と、丸みを帯びた形の目や唇を活かしたいですね。ではちょっとしたコツで素材の魅力を活かしていきましょう！
「パーツの丸みを意識してメイクすると可愛くて自然に見える！」（千吉良恵子さん）
【発想の転換！】太めの地眉はあえてエッジを際立たせてピュアさと大人っぽさの共存を狙う
やや細めに整えてある眉は、本来の太さになるように描き足してナチュラルに仕立てつつ、アウトラインを程よく際立たせることでキリッと。
◆HOW TO
EYE：【b】のピンクをアイホール全体に。【c】のブラウンを上のキワに細く重ね、下のキワには【d】のチークをシャドウライン的にのせ、残った分をふわっと上の目尻にかぶせる。【e】のダークブラウンを目のフレームに沿って上のキワに入れ、そのまま5mmほど長く。黒マスカラを上下まつげに重ね塗り。
EYEBROW：地眉の色に合わせて【a】の上2色を混ぜてブラウンの濃度を調整し、眉頭の上をやや描き足して太さを出し、眉下は地眉のラインを整えるようになぞり、エッジを出す。
CHEEK＆HIGHLIGHT：【d】を頬の中心から丸く幅広く。ほんのりニュアンスを醸す程度でOK。目尻の下に【f】をのせてハイライトを効かす。
LIP：ネオンカラーの【g】を輪郭どおりにオン。
NAIL：【h】を2度塗り。
ネオンリップでポップさを！ そして柔らかな多幸感と眉が醸す、さりげない品格を
憧れる先輩の真似からスタート。今は自分の変化に敏感でいたい！
「ずっと憧れてきた乃木坂46の一員になれてうれしかった半面、やはり先輩方と比べられるのは避けられなくて、私自身、その偉大さに落ち込むことが多かったですね。でも、2期生の鈴木絢音さんが卒業前に“乃木坂46が今まで歩んできた約10年を、たまには振り返ってほしいけど、今の乃木坂46で自信をもって歩いていってほしい”と言われたときにハッとして。そこからは自分の中での完璧を目指すようになりました」
フレッシュでピュアな印象が際立つが、言葉のひとつひとつからは、アイドルとしての覚悟が滲む。そしてその真摯な姿勢は、美容においても同じ。
「加入当初は環境が変わったこともあり、肌荒れがひどく、肌のトーンも暗めで。自分が思い描いた憧れの先輩方とはほど遠く、同期のメンバーの全員が輝いて見えて羨ましかった。だから、少しでも近づけるように先輩方が“イイ”と言っていることは真似して、同じ楽屋で過ごすときはアドバイスをいただいたり。“肌に触れるときは清潔な手で”“お風呂あがりの保湿はすぐに”といったことを信じて地道に続けていたら、今はゆらぐことも少なくなってきました！」
では2年目の今、思うこととは？
「まだまだ焦りは感じるけど、乃木坂46にどんどんなじめているのがうれしくて、同期が頑張っている姿を見るのもとても刺激的。どの仕事も楽しいし、新しいことに挑戦するのが好き。“記憶に残る”仕事をしていきたいですね」
＼ 2023最新の夏新色コスメ・メイク情報をお届け！ ／
撮影／菊地泰久（人物）、新垣隆太（静物） ヘアメイク／千吉良恵子 スタイリング／黒崎彩 モデル／井上和 取材・文／楢﨑裕美
Edited by 新井 美穂子
公開日：
