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ランキング【1】冷え予防で体のめぐりを高めるなら?
冷えの予防や改善には、血流をよくすること、血液の成分を増やすこと、この2つのアプローチがあります。特に貧血の方は冷え性になりやすいとされているので、血液の成分をよくしてくれる鉄分の中でも、体内への吸収率が高い動物性の「ヘム鉄」を多く含む部位がおすすめです。
3位 ハラミ(横隔膜)
鉄含有量:3.2mg/100gあたり
焼き肉ランチでも提供されることが多い、ヘルシーなイメージがあるハラミは、実はヘム鉄を多く含むホルモンの一つ。味も見た目もクセがないため、ホルモンが苦手!という方でも普通のお肉感覚で食べられる人気の部位です。
2位 レバー(肝臓)
鉄含有量:4.0mg/100gあたり
2位になったのは、「鉄分を補える食材」の代表格ともいえるレバーです。栄養価が高いレバーは、私の周りの管理栄養士たちにも大人気なんですよ! なお、あまり馴染みのない部位ですが、マメ(腎臓)もレバーと同程度の鉄含有量です。
1位 センマイ(第3胃)
鉄含有量:6.8mg/100gあたり
鉄含有量が6.8mgとレバーを上回ったのは、なんとセンマイ。牛には4つの胃があり、センマイはその中の第3胃部分。黒くブツブツとした見た目ですが、歯応えがよくあまりクセがないのも特徴です。焼き物のほか、湯通しした「センマイ刺し」も定番ですね。
<おすすめの食べ合わせは?>
ヘム鉄に加え、冷え予防の力をさらに高めたいなら「ニンニク」がおすすめです。実は、ニンニクのにおい成分のアリシンは、加熱によってスルフィド類と呼ばれる成分に変化します。このスルフィド類が、血液をサラサラにして血流を改善してくれるんですね。ですので、「ニンニクのホイル焼き」は冷え防止ホルモンのサイドメニューにぴったり。唐辛子に入っている辛味成分、カプサイシンも血行促進につながるので、定番の「キムチ」もおすすめです。
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