エイジングケアよりクマケアが最優先
20代代表・モデル
八木アリサさん(27)
VOCEモデルズの中でも群を抜く美容通。アイケアに対しても意識は高いが、子どもの頃からあるクマといまだ決別できず。
教えてくれたのは……
皮膚科・内科医
友利 新先生
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皮膚科医の視点から肌悩みの改善方法やコスメの魅力をわかりやすく解説。ポジティブなアドバイスも大好評!
20代はとにかくアイケアを習慣化させること
顔立ちや肌質、生活習慣などが原因のトラブルがメイン
友利先生
20代代表のアリサさんは、まだ特に目元悩みはなさそうだけど、どうですか?
八木さん
実は子どもの頃から、ずっと青クマが気になっていて。初めてメイクをしたときも、まずクマを隠すことからしたぐらい。
友利先生
その青い色は、血管の色ですね。アリサさんは、肌の色素が薄く、皮膚も薄いから、皮膚の下を流れる血管の色が透けて見えやすく、血行不良もあいまって青く見えています。目まわりは血管が多いため、血行を改善する必要がありますね。ちなみにスマホを見ている時間、長いですか?
八木さん
はい……、つい見ちゃいます。
友利先生
スマホを凝視するとまばたきが減るため、筋肉がこりがちで、血行不良に。まばたきを意識的にするほか、目元を温めるのも効果的。また、ビタミンEなど血行改善効果のある成分が入ったアイケアやインナーケアもいいですね。そして、もうひとつ大切なのが、これ以上、皮膚を薄くしないこと。
並原さん
皮膚を薄くしないって難しそう。
友利先生
大切なのは、やっぱり保湿であり、ゴシゴシこするのも禁止! 色素沈着を起こし、皮膚がのびて薄くなってしまうので。
八木さん
肝に銘じます。同世代の友人と喋っていると、きちんと化粧水、美容液、乳液、クリームは使っているのに、アイケアが続かないっていう話に。目元にもクリームを塗っているから、それに加えてアイケアをする必要があるのかなっていう人も多いんですけど、実際はどうなんでしょう?
友利先生
アイケア用のものはほかの美容液やクリームと違い、目元の肌や構造を考えた成分が配合されていて効きがいい。確かに20代はまだ、そんなに必要性を感じないかもしれませんが、大事なのは今から習慣化させること。年齢を重ねたときに、よかったと思うはずです。
八木さん
はい! 習慣化するコツはありますか?
友利先生
使う順にコスメを並べて、そこにアイケアを入れ込んで。流れで自然と取り入れやすくなります。もうひとつは、枕元に置く方法。寝るギリギリまでスマホを見たら懺悔の意味も込めて(笑)アイケアを、と考えると取り入れやすいかも。
八木さん
それならできそう。友達ともシェアします。
20代の処方箋
【処方1】まずは目元の保湿&血行改善!
友利先生
乾燥はエイジングを進める原因。それは目元も同じで保湿はマスト。怠ると皮膚が薄くなってさらにクマが目立つように。さらに血行をよくする成分配合だとベター。
【処方2】カラダの中からも巡りよく、が大事!
友利先生
クロロゲン酸には、毛細血管を強くする効果が。目まわりにも毛細血管が張り巡らされているため、効果が期待できます。また、ホットアイマスクなどもオススメ!
【処方3】枕元にアイケアでスマホ疲れをカバー
友利先生
実は私も実践しているのが、この方法。枕元に置いておくと、寝る前に塗る習慣がつきやすい。スマホで酷使した目まわりを癒やして、疲れをリセットする意味でも◎。
撮影/榊原裕一(人物)、高橋一輝(静物) ヘアメイク/榛沢麻衣(友利先生)、神谷真帆(八木さん) スタイリスト/川﨑加織 取材・文/楢﨑裕美 構成/大木光
Edited by 大木 光
公開日:
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