「仲間だけどどこかライバル。東リベの現場は刺激し合えます」
──吉沢さんから見て、北村匠海さんとタケミチがリンクしているなと感じる部分はありますか?
「人間として、誰に対しても優しいところ。自分が何をしたいかというよりも、自分がこれを言ったら周りはどう思うんだろうとか、相手の何かに合わせて生きていく、という人間なのかなと彼を見ていて思うんです。誰よりも現場を見ているんですよ。キャスト、スタッフさん、現場の流れをちょっと離れたところから俯瞰で見ている感じがこの年齢ですごいなって思いますし、人がちゃんと好きなんだろうなと感じます。普通にプライベートで会っているときも欲しい言葉をくれる、人への愛情が深い男です。アホなときはアホだから、そこもタケミチっぽいですけど(笑)」
──シンプルにお芝居からも刺激を受ける?
「受けますね。彼の芝居によって自分から出てくるものが変わってくるので、そういう面で引っ張ってくれる力があると思います。匠海もそうだけど、『東京リベンジャーズ』は、仲間だけどどこかライバル、みたいな意識がなんとなくある人が多いんです。だからそういう意味では、今回も刺激し合っていた感じでした。一緒にいるとすごいなって思う人たちばかりなので」
──『東京リベンジャーズ』に登場するキャラクターたちの中で、吉沢さん自身が共感できるマインドはありますか?
「タケミチでしょうか。そんなに強くはないですけど、彼の弱腰な雰囲気は、こんな人たちに囲まれたらそうなるだろうなって感じはします。でも実際、僕はタケミチと同じ立場になったとしても、外野から野次を飛ばしている人になっていると思いますが(笑)」
──(笑)。それでは最後に、映画『東京リベンジャーズ 2 血のハロウィン編 -運命-/ -決戦-』の見どころをお願いします。
「『東京リベンジャーズ』は、漫画を読んでいてもシンプルに読み応えがあるんです。ただの不良漫画じゃない、サスペンスというか、ミステリー要素がしっかりある。そういうストーリーが今回の映画にも落とし込まれているので、続編を楽しみにしてくれている人はもちろん、まだ観たことがない人や映画を楽しみたい人も、面白いと感じてくれる作品なのではないかと思います」
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