マットなのに、透明感。その秘密はNARS独自の「超ハイテクノロジーにあった!
NARS コンプレックス/スキンケア新商品企画開発部ヴァイスプレジデント
桑村真波氏
──今回、ソフトマットコレクションを打ち出した理由は?
桑村真波氏
みなさんがベースメイクに求めるものが、透明感と高いカバー力の両方であるからです。高いカバー力を実現しようとすると、どうしても厚ぼったくなり透明感から離れてしまう。ですが、クリエイティブディレクターのフランソワ・ナーズは、以前から「光をあやつる」という考え方を常にベースメイクに落とし込んできました。写真家でもあるフランソワならではの発想が、透明感のあるマットを実現しました。
──ハイカバレッジでありながら透明感を叶える、具体的にその秘密について教えてください。
桑村真波氏
ソフトマットレクションの3アイテムに共通して入っている“オプティマルディフュージョンパウダー”です。光を乱反射させるという重要な役割を果たしている板状のパウダーで、上下に突起がついています。上と下の突起で、ダブルで光を乱反射させる仕掛けになっています。またパウダーが板状になっていることで肌にぴったりと密着し、かつ重ねづけもしやすい。これがマットでありながら透明感が生まれる理由です。
──ソフトマットプライマーにも同パウダーが搭載されているということですよね?
桑村真波氏
そうです。このプライマーだけでもじゅうぶんソフトマットな仕上がりになります。加えて、どんな環境においても水分バランスを維持できるテクノロジーを搭載しています。乾燥している気候では水分を保ち、湿度の高い気候では余分な水分を吸収する。これによって化粧崩れを防ぎ、美しい仕上がりが続きます。
──新しくファミリーに加わった「ソフトマット アドバンスト パーフェクティングパウダー」には、どのようなテクノロジーが?
桑村真波氏
余分な皮脂を吸着し閉じ込める“皮脂吸着パウダー”と、余分な皮脂だけに反応する“スマートパウダー”をダブルで配合し、常に美しいソフトマット肌に仕上がります。既存の『ライトリフレクティングセッティングパウダー プレスト N』は完全にトランスルーセントなパウダーで、そこが世界中で愛されている理由でもありますが、この『ソフトマット アドバンスト パーフェクティングパウダー』は色つきなので、より端正な仕上がりを求める人におすすめしたい。アドバンストは『スキンケア効果がある』、パーフェクティングは『これだけでも使える』という意味を持つパウダーです。セッティングパウダーとしてファンデーションと合わせても良いですし、これだけで肌色を整えても良い、自由自在に使ってもらえるパウダーです。
(左から)NARS ソフトマット アドバンスト パーフェクティングパウダー 全3色 各¥5280、NARS ソフトマットコンプリート ファンデーション 全6色 45ml 各¥5500、NARS ソフトマットプライマー 全1色 30ml ¥5170
もっと自由にメイクを楽しむ。そのための自由なベースメイクを
──ソフトマットコレクションは単体でもソフトマットが実現するということですが、どのようなシーンで使うことをおすすめされていますか?
桑村真波氏
NARSではベースメイクの手順を4ステップで考えています。プライマーで整えて、ファンデーションを塗り、コンシーラなどで補正する、そしてパウダーでの仕上げ。この4ステップをすべてソフトマットコレクションで行うと、とてもきちんとした仕上がりになり、オフィスはもちろんオケージョンにもおすすめです。ですがNARSは自分の思いのままに組み合わせることを提案しているので、プライマーを「ラディアンスプライマー SPF35/PA+++」に変えて、瑞々しさを足してもらっても良いんです。メイクを自由に楽しんでいただきたい。
──「ライトリフレクティング」シリーズに続き、今回の「ソフトマット」と、次々に新しいベースメイクの提案をされています。これからさらにどのように進化していくのでしょうか。
桑村真波氏
フランソワ・ナーズは、ベースメイクは肌の一部だと考えています。だからコンフォータブルでなければいけない。NARSのベースメイクアイテムにスキンケア機能が必ず備わっているのもそのためです。一方、カラーメイクは、アクセサリーのようにポップで、自由に楽しむもの。個性を活かし、誰でも自由にメイクを楽めるように、そのためにラインアップを広げていきたいと考えています。
撮影/五十嵐真
Edited by VOCE編集部
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