コスメの進化論

プチプラスキンケアも超優秀!スキンケアの歴史を変えた革新的コスメたち

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2000年以降、続々誕生した高級クリームに誰もが心を奪われた

2006年、ゲランのオーキデ誕生を皮切りに高級クリームの黄金時代へ。多くのブランドから最高峰ラインが誕生し、効果や成分(原料や抽出法)、テクスチャー、香り、仕上がりの肌……すべてにこだわり抜いた逸品が続々と。肌も心も極上のラグジュアリーに酔いしれたものだ。それぞれに植物の絶対成分があるのも注目ポイント。進化を重ねながら高級コスメのジャンルを築いた5品を。

【A】ゲラン オーキデ アンペリアル ザ クリーム N【B】ディオール プレステージ ホワイト ラ クレーム ルミエール N【C】シャネル サブリマージュ ラ クレーム N【D】イヴ・サンローラン オールージュ ラ クレーム エサンシエル【E】ランコム アプソリュ ソフトクリーム

2010年代からのプチプラ名品伝説は始まったばかり

2008年のリーマン・ショックの影響で、脚光を浴びることになったプチプラコスメだが、そこからの進化が目覚ましかった! 極潤®︎ヒアルロン液は、その名の通り、ヒアルロン酸が主役。ブランド誕生時の2004年は高価だったため、容器や製造を工夫し、低コスト化。肌への浸透が難しいという点もクリアして、確かな手ごたえの効果をもたらす化粧水を次々発表していく。豆乳スキンケアのなめらか本舗は、原料の大豆を厳選。2011年には独自の濃縮製法を開発し、保湿力と使用感を強化した。そして、精油や植物にこだわり、日常で使えるオーガニックコスメとして2016年にアルジェランのスキンケアが登場。2020年にはゴースト血管に着目し、きちんとエビデンスに基づき、巡りのよい肌を叶える新処方に進化。これらは企業努力の賜物であり、安いからといっても妥協点はなく、名品化は当然。今後もこの流れは加速しそうで、プチプラの未来は明るい!

【A】なめらか本舗 整肌美容液 NC【B】肌ラボ®︎ 極潤プレミアム®︎ ヒアルロン液【C】アルジェラン モイストクリア ローション

撮影/藤本康介 取材・文/吉田昌佐美、楢﨑裕美

Edited by 並原 綾

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