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白髪を予防する方法
食事や生活習慣以外では、日々行なっているシャンプーを見直してみるといいかもしれません。加齢や遺伝的要因が関係する白髪は、完全に防止することが難しいのですが、清潔な頭皮は髪の健康にも欠かせないもの。正しいシャンプーを行うことで髪がボリュームアップし、見た目の若々しさにもつながります。
◆正しいシャンプーの方法
- 準備……シャンプー前にブラッシングをするなどして、頭皮の汚れを軽く落とす
- 予洗い……髪と頭皮をぬるま湯で流す
- 泡立て……髪や頭皮でシャンプーを泡立てず、手のひらで泡立ててから髪と頭皮に塗布する
- 洗う……指の腹でマッサージするように頭皮を優しく洗う。ゴシゴシ洗わない
- すすぐ……シャンプー成分を洗い流すためにしっかりすすぐ。すすぎ残しがないよう、手のひらや洗面器にお湯をためてすすぐ“ためすすぎ”もおすすめ
- 保湿……コンディショナーやトリートメントは髪の状態に合ったものを。べたつきがなくなるまで丁寧に洗い流す
シャンプーは1日1回が基本。洗わなさすぎはもちろん、洗いすぎも頭皮環境に良くないので、過剰なシャンプーは不要です。シャンプーはシリコンでもノンシリコンでも、髪質に合うものを。どちらも「しっかりすすぐ」ことが大切です。
白髪を抜くのはOK? いつから染めるべき?
原因はわかっていませんが、白髪は黒い毛髪よりもやや太い傾向があるため、余計に目立って感じられるかもしれません。思わず抜きたくなる気持ちはわかりますが、抜いても黒髪が生えてくる可能性は低く、その毛根から“髪の毛を生やす”力を奪ってしまうことにもなりかねません。そのため、白髪はなるべく抜かないことをおすすめします。
どうしても気になる人は、やはり白髪染めを使うのがベター。出始める時期、現れる範囲など個人差が大きい白髪、何歳から白髪染めを始めるかは人によって違いますから、まだ早いとか、遅すぎるということは気にしなくてもいいと思います。
白髪を目立たなくさせるお手入れの方法
01
部分的に「塗るタイプ」の白髪染めを使う
フロントに少しだけあるような白髪なら、全体を染めずにポイント使いできる「白髪マニキュア」などがおすすめです。白髪染めよりも頭皮への負担もかかりません。
02
ヘアカラーで「白髪を馴染ませる」
先ほどもお伝えしたように、白髪は黒髪よりも若干太いため、より目立ちやすく感じてしまいます。そのため、ヘアカラーで色を馴染ませるというのも一つの方法。白髪とは細く長い付き合いになりますから、「隠す」だけでなくおしゃれ染めとして楽しむ余裕を持つことも大切だと思っています。今は頭皮がピリピリしない、刺激が弱い染毛剤も多いですから、美容室で相談されてみるといいでしょう。
03
グレーヘアという手も! ただし「お手入れ」は大変
いっそのことグレーヘアを目指す、というのも選択肢の一つではありますが、実はなかなか難易度が高いヘアスタイルでもあります。髪の毛はユーメラニンとフェオメラニンという2つのメラニン色素でできていて、どちらが先に減るかでグレーヘアの髪色が分かれることに。日本人はユーメラニンの含有量が多いため、「黄色みがつよい白髪」になりがちです。黄色みのつよい白髪はどうしても老けて見えるため、カラーを調整するためのお手入れもかかせません。誰でも自然にきれいな「グレーに近い白髪」を目指せるわけではないため、自分の髪質やおしゃれに合った方法で、白髪とお付き合いするのがいいと思います。
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白髪に関する常識は本当にあっている?