アーティストBeauty

【藤原さくらの幸福論】「好きなことで生きていく」にはコツがある!

更新日:

【藤原さくらの幸福論】「好きなことで生きていく」にはコツがある!

ハッピーマインドから創り出される音楽で、聴く人を前向きに、笑顔に変える藤原さくらさん。俳優としてドラマに出演したり、ポッドキャストでは等身大のトークを繰り広げ、同世代のファンも多く持ちます。今回、彼女の仕事に対する本音や、幸せになれることついて聞いてみました。

What’s 「アーティストBeauty」?

リスナーに感動や勇気、ハッピーなマインドをくれる音楽を生み出すアーティストが、どのような美学を持っているのかを紐解くこの連載。楽曲制作時のマインドや、華やかなステージに立つときなど、音楽面の美学に加え、普段の肌のお手入れやボディケアについての具体的な美容方法にも迫ります。

第4回ゲスト 藤原さくらさん

「好きを仕事に」の理想と現実

藤原さくらさん

好きだからこそずっと長く続けたい、というモチベーションを大事に

──俳優の日高七海さんとのポッドキャスト『今ファミレスにいるんだけど隣の席の女子が話している内容がジワジワきているんだが共有してもいいですか?』では、等身大のリアルな意見や、何気ないトークで楽しませてくれています。その中で藤原さんが「好きを仕事にすると、純粋な気持ちでインプットが楽しみにくい」とおっしゃっていたのが印象的でした。

「もちろん、音楽や俳優の仕事は好きでやらせていただいているんですが、例えば音楽だと定期的にリリースをして、CDが何枚売れて、テレビに出て……などどうしても数字を気にしなければいけないときがあるんです。でもそればっかりになったときに、自分の中のいろいろなものがすり減っていることに気づいて。あまり無理して突っ走りすぎると、ガス欠になっちゃうというか……。ドカンとピークが来て、気がついたら去っているというよりも、好きで楽しいことだからこそずっと長く続けたい、というモチベーションでいるようにしました

藤原さくらさん

──好きなことは、本当は楽しいままやり続けたい気持ち、すごく共感します。

「ただ一方で、音楽に関してはもっと向上していきたいと思っていて。思い通りにいかずに苦しいこともあるし、いろんな評価があったりすると辛いけど、それが糧になることもあって。たとえ傷ついてわんわん泣いたとしても、その直後に、悔しい、見返したい、という気持ちは結構大事だと思えるようになりました

──そんな本音をお話しくださるのも、藤原さんの大きな魅力のひとつです。

「ありがとうございます。だから自問自答しながら、楽しそうだと感じたことに挑戦していきたい。だってもしそれであまりうまくいかなくても、ワクワクしてチャレンジしたことだし、やったからわかったこともあると考えれば、無駄ではなく『これでいいか』って思えるから。やりたくないということは、仕事でもプライベートでやらないようにはしています」

──それ以来、何か変わりましたか?

「はい、すごく気持ちが楽になりました」

藤原さくらさん

イラストを描くのが好き! 物欲を抑える効果もあるみたい……?

──藤原さんは、イラストを描くのがすごくお上手ですよね。どんなときに、どんなツールで描いているんですか?

「iPadでアプリを使って描くことが多いんですが、iPadは毎日持ち歩いていて、ふと時間が空いたり、インスピレーションが湧いたときに描いています。カフェにいるときとかも」

──さらっと描いちゃうあたり、才能やセンスがうかがえます。どんなイラストが得意なんですか?

「とにかく可愛い女の子が描きたくなるんです。服とか髪型とか、アクセとかを想像でも描くし、雑誌などを見て、いいなと思ったら描いたり。あとは欲しいと思ったコスメや楽器なんかも。めちゃめちゃ欲しいと思っているからでしょうね、描いたものを買っていることも多いです。逆に、描いて満足しちゃうこともあって、意外と物欲を抑える効果もあるみたいです(笑)

──なるほど(笑)。それをあまり仕事にしないのも、最初におっしゃっていたことにつながるのかなぁと。

「そうですね、趣味がお金になったり“have to”になっちゃうと、余計な雑念が付きまとってしまうんですよね。無心で情熱をそそいだものが、二次的に何か形になるのなら、それはそれでいいとは思うんですけど。狙ってやると苦しくなってしまうというか。だから、何も考えずに夢中になれることは、お守りみたいにそっとそばに置いておくのもいいのかな

次ページ
落ち込んだらお香でリフレッシュ!

こちらの記事もおすすめ